Deep Digging Series №6 「ミライノカード travelers GOLD」

カードを個別に詳しく解説していく「Deep Digging Series」第6弾、今回は住信SBIネット発行のクレジットカード、「ミライノカード travelers GOLD」を紹介します。
旅行保険が魅力のミライノカードですが、ミライノカード GOLD JCBとの違いなどを今回は詳しく解説していこうと思います。

ミライノカードとは?

ミライノカードは日本最大級のネット銀行である「住信SBIネット銀行」が発行をしているクレジットカードです。ミライノカードには「JCBブランド」と「MasterCardブランド」の2ぶブランドがあり、それぞれ少しずつスペックが異なります。
JCBブランドとMasterCardブランドの一番の違いは発行会社の違いで、JCBブランドは住信SBIネット銀行自身が、MasterCardブランドはライフカードが発行をしています。
今回はミライノカードのMasterCardブランドである「ミライノカード travelers GOLD」を紹介します。

ミライノカード travelers GOLDはどんなカード

ミライノカード travelers GOLDはミライノカードのゴールドカードです。
年会費は11,000万円とゴールドカードとしてはミドルハイな位置の価格でしょう。
国際ブランドはMasterCardブランドのみ、家族カード、ETCカードの発行の可能になっているクレジットカードです。ミライノカード travelers GOLDの特徴は「旅行保険」です。
今回は 旅行保険について少し詳しく解説していきたいと思います。

ミライノカード travelers GOLDの付帯保険について

ミライノカード travelers GOLDの保険はかなり充実している方でしょう。
海外旅行保険はもちろんの事、国内旅行保険も付帯しています。またミライノカード travelers GOLDの特徴として「家族会員」の保険も充実している事があげられます。通常はおまけ程度にしか付帯していない家族会員の付帯保険ですが、ミライノカード travelers GOLDはかなり充実しています。
今回は「三井住友カード GOLD」と比較していきます。

ミライノカード
travelers GOLD
本会員
ミライノカード
travelers GOLD
家族会員
三井住友
カード
GOLD
本会員
三井住友
カード
GOLD
家族会員
年会費11,000円無料11,000円1枚目無料
2枚目1,100円
「海外旅行保険」
死亡
後遺障害
最高5,000万円最高1,000万円最高5,000万円最高1,000万円
傷害治療費用最高500万円最高250万円最高300万円最高200万円
疾病治療費用最高500万円最高250万円最高300万円最高200万円
個人賠償責任費用最高5,000万円最高2,500万円最高5,000万円最高2,000万円
携行品損害最高50万円最高25万円最高50万円最高50万円
救援者費用最高300万円最高150万円最高500万円最高200万円
「国内旅行保険」
志望
後遺傷害
最高5,000万円最高1,000万円最高5,000万円
入院保険金1日あたり
4,000円
1日あたり
2,000円
1日あたり
5,000円
手術保険金最高全額最高全額最高20万円
通院保険1日あたり
4,000円
最高2,000円1日あたり
2,000円

ミライノカード travelers GOLDの旅行保険は家族会員までしっかりと保証されるのが特徴です。
またミライノカードの家族カードは3枚まで無料発行が可能、よって4人家族であれば年会費11,000円で全員保険対象内になります。

ショッピング保障が付帯している

ミライノカード travelers GOLDにはショッピング保障が付帯しています。
ミライノカード travelers GOLDを利用して購入した商品が破損した場合や盗難にあった場合には
60日間までさかのぼって補償してくれます。
ミライノカード travelers GOLDの特徴としては家族会員も同様のサービスが受けられる事です。
家族カードで購入した分も補償してくれるカードはあまりまりません。

本会員家族会員
ショッピングガード保険
(ショッピング保障)
年間50万円年間50万円

カード還元率が1.2%

ミライノカード travelers GOLDはクレジットカード屈指の高還元率クレジットカードです。
カード還元率は驚異の1.2%です。
これは特定の条件下ではなく全ての決済が1.2%対象になります。国内発行のカードで1.2%還元を誇っているのはミライノカード travelers GOLDとリクルートカードぐらいです。
三井住友カード GOLDは基本還元率が0.5%ですので約2.5倍のポイントが貯まる計算になります。

loungekey(ラウンジキー)の利用が可能 (年6回まで無料)

ミライノカード travelers GOLDはloungekeyの利用可能特典が付帯しています。
loungekeyとは「プライオリティーパス」のお友達的な存在のプレミアムラウンジ利用サービスです。
世界中の約1,100か所の高級loungeが利用可能なため特に海外旅行に際には重宝するサービスです。
ミライノカード travelers GOLDはloungekeyを年間6回まで無料で利用する事ができます
ミライノカード travelers GOLDにはloungekeyが家族カード分も付帯しています。
通常loungekeyに利用には1回32ドル(約3,680円)かかります。

※ 三井住友カードには「loungekey・プライオリティーパス」等のサービスは付帯していません。
  JCB GOLDはloungekeyを利用できますが、無料利用特典はありません。1回目から32ドルがか
  かかります。

「注意」
loungekeyはカード発行枚数分利用できます。家族カードを発行しない場合は1名のみ利用可能です。
3名利用の場合
本会員のみ              → 無料 + 有料 + 有料
本会員+家族カード          → 無料 + 無料 + 有料
本会員+家族カード①+家族カード②  → 無料 + 無料 + 無料

住信SBIネット銀行特典(スマプロランク2ランクアップ)

ミライノカード travelers GOLDには住信SBIネット銀行のスマプロランクアップ特典が付帯しています。住信SBIネット銀行にはランク制度があり、ランクに応じてATM無料利用可能回数や他行振り込み手手数料優遇などがあります。
ミライノカード travelers GOLDはスマプロランク2ランクアップ特典がついている為
ランク1の方は3に、ランク2の方は最高ランクのランク4にランクアップされます。

ミライノカード travelers GOLDのカード特性

Apple Pay設定可能

ミライノカード travelers GOLDはApple Pay対応カードです。Apple Pay上に登録をした場合はQUIC Payを利用して決済を行う事が出来ます。


学生でも発行可能

ミライノカード travelers GOLDの申し込み条件は「高校生を除く18歳以上の収入のある方」
※大学、短期大学、専門学生可、となっています。学生でも収入があれば取得可能なのは非常に魅力的です。

空港ラウンジ利用可能

ミライノカード travelers GOLDは空港ラウンジの利用可能カードです。
国内主要空港の空港ラウンジが無料で利用可能です。

ミライノカード travelers GOLDの審査難易度について

審査難易度 星③

ミライノカード travelers GOLDは年会費11,000円のゴールドカードです。また住信SBIネット銀行が発行しているのでクレジットカード自体は「銀行系クレジットカード」に分類されます。
銀行系クレジットカードはクレジットカードで最も発行難易度の高い分類のカードです。
審査自体はイージーではないでしょう。
ですが申し込み対象が18歳以上の収入のある方、かつ大学生や専門学生なども申し込み可能であることを見ると一般的なゴールドカードよりは審査難易度が低いと思われます。
カード限度額が30万円~200万円となっている為、審査通過年収は推定150万円~となりそうですが、
学生、専業主婦などは配偶者に収入がある方は年収が多少低くても審査通過する可能性が高いです。

銀行系クレジットカードに審査落ちするケース

  • 他社カードを沢山持っている
  • 支払い遅延がある
  • 異動あり(ブラックリストメンバー)
  • 多重申し込み

銀行系クレジットカードは基本的に審査が厳しいです。
特に支払い遅延・多重申し込みに厳しい傾向にあります。ミライノカード travelers GOLDの審査自体はライフカードが行ってますが審査基準は銀行系に合わせている為難易度は高くなっています。
直近6か月間で7枚以上のクレジットカードを申し込んだ方、クレジットカードを10枚以上もっている方などは審査通過率が低くなる可能性があります。銀行系クレジットカードは利用実績を重視して発行をする場合が多いので他社カードを含め保有する全てのクレジットカードできちんと支払いをしておくと審査通過率が上がります。

審査に通過したいなら「ミライノカード 一般」からアップグレードする方法もある

ミライノカード travelers GOLDはゴールドカードです、ゴールドカードは新規入会で入会するよりスタンダードカードで実績を積んでからアップグレードした方が入手しやすい事が多いです。
現時点で学生の方や新社会人の方、転職したての方などはスタンダードカードであるミライノカードを発行してある程度実績を積んでから発行をする事をお勧めします。

ミライノカード travelers GOLDの弱点

ポイントアップ等のサービスは無い

ミライノカード travelers GOLDはクレジットカードの中でもトップクラスの還元率を誇るカードですが、
ポイントアップ等のサービスはありません。
特定の店舗を頻繁に利用するような方にはあまりお得に感じないかもしれません。

年会費の優遇措置が無い

ミライノカード travelers GOLDの年会費は11,000円です。
海外旅行に行かない方は「このカードが持ちたい」という強い意志でもない限りかなりの負担になるでしょう。海外旅行にいかない、空港ラウンジがに魅力を感じない方には「ミライノカード GOLD (JCB)」の方をおすすめしています。後日専用記事をあげますのでそちらを確認してください

こんな方にお勧め

海外旅行に行く方、国際便で乗り継ぎがある方

ミライノカード travelers GOLDの空港ラウンジサービスは非常にコストパフォーマンスが良いです。
年6回のloungekey無料利用に加えて国内空港ラウンジは無制限で利用可能です。
豊富な旅行保険も付帯している為旅行や出張をする際には非常に便りになるでしょう。
特に国際便乗り継ぎをされる方は長時間待たされることがありますが、loungekey対応のloungeはシャワーや軽食などがおいてある為現地での食事代などを節約する事も出来ますよ

学生で旅行に行かれる方

このカードは珍しい学生でも発行可能なクレジットカードです。
審査通過率などはかなり低いでしょうが、カードをむやみやたらに発行せずきちんと支払いをしていれば審査通過ハードルは下がるはずです。
学生で旅行に行かれる方、特に海外旅行に行かれる方にはおすすめのカードです。

まとめ

今回はミライノカード travelers GOLDを紹介しました。
年会費は11,000円かかりますが、loungekeyの利用が出来たり、旅行保険が充実していたりと上手に使えばかなりお得なクレジットカードになります。
loungekeyに興味のある方や旅行保険を充実させたい方などは是非入会検討してみてください!

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