今回はAMEX発行の2枚のカードについて「どっちがお得なのか」を検証して行こうと思います。
年会費は違う物のどっちもスタンダードカードの為検証するには非常に良いカードですね。年会費やステータス、知名度や周りの感想などもを踏まえた総合的な結果を出そうと考えています。
それではいきましょう。
「グリーンカード」「ANA カード」どっちも「アメリカン・エキスプレス®︎」が発行
ANA カードは「ANA証のカード」の為はANAのサービスを受けられるクレジットカードですが、審査発行はアメリカン・エキスプレス®︎が行なっています。その為この2枚のカードは大元が同じなのです。発行元が同じなため審査難易度も似たり寄ったりな印象を受けます。ネットには「ANA カードの方が審査難易度が低い」や「グリーンカードの方が審査難易度が低い」などとの意見が書かれていますが、正直な所変わらないのが現状です。まずは似ている特典を紹介します。
似ている特典
「還元率」
AMEX「グリーンカード」と「ANA カード」はどちら共に還元率が1%のクレジットカードです。
ポイント加算方法は「100円で1ポイント」です。グリーンカードは「メンバーシップ・リワード」
ANAカードは「ANAマイル交換用ポイント」として蓄積されます。ポイントの有効期限は通常2年ですが、メンバーシップリワードプラス(ANAカードも同様のサービス)によってポイント有効期限を無期限にする事が可能です。
「トラベル特典」
「グリーンカード」と「ANA カード」のトラベル特典はどちらも
- カード会員様専用旅行予約サイト【アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン】
- 手荷物無料宅配
- 国内空港ラウンジ(同伴者1名まで無料)
これ以外の特典はありません。よってトラベル特典に関しては殆ど一緒です。
ここからは異なる点について紹介します。
異なる点
「年会費」
グリーンカードとANAカード最大の相違点は「年会費」です。
ANAカードは通常年会費7,700円なのに対してグリーンカードは13,200円と1万円オーバーです。
また家族カードに関してもANAカードは2,750円なのに対してグリーンカードは6,600円です。
家族カードも含めた総合的な年会費はかなり異なりますね。
グリーンカード | ANAカード | |
本会員 | 13,200円 | 7,700円 |
家族会員 | 6,600円 | 2,750円 |
「旅行保険」
旅行保険に関してはグリーンカードとANAカードでそれなりに差が出るポイントです。
ANAカードは国内外共に最高3,000万円、グリーンカードは国内外共に最高5,000万円です。
ANAカードは航空系のクレジットカードの為旅行保険が充実しているかと思えばそうでもないのが現実です。一方家族特約についてはどちらも同額最高1000万円です。
グリーンカード | ANAカード | |
海外旅行保険(本会員) | 最高5,000万円 | 最高3,000万円 |
海外旅行保険(家族会員) | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
国内旅行保険(本会員) | 最高5,000万円 | 最高3,000万円 |
国内旅行保険(家族会員) | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
「プロテクション」
AMEXと言ったらプロテクションですよね。各クレジットカードにたくさんのプロテクションサービスが付帯しています。がグリーンカードとANAカードではプロテクションの数や内容が少々異なります。
グリーンカードのプロテクション
- ショッピング・プロテクション
- オンライン・プロテクション
- リターン・プロテクション
ANAカードのプロテクション
- ショッピング・プロテクション
- 航空機遅延保証
総合的には「グリーンカード」の方がメリットが大きいです。
ANAカードの航空機遅延保証は非常にありがたいサービスですが、遅れない国内線などではほぼ意味がないでしょう。またグリーンカードのリータン・プロテクションは非常に優秀です。
ここからが本題
「グリーンカード」と「ANAカード」どちらがお得に感じるのか?
「結論」:グリーンカードです。
では個人的にどの点がお得に感じたのかを紹介します。
その1「ステータス」
グリーンカードの知名度は楽天カードに並ぶと思うほどに皆さんご存知のカードです。
どこで出しても基本的には認知して貰えます。またこのカードがステータス不足に陥る場面を殆ど見かけません。基本的には十分なステータスを得られています。
グリーンカード所持前はステータスなんて関係ないと感じていましたが、いざグリーンカードを持つとクレジットカードの知名度やステータスの有無を痛いほど感じるようになりました。
一方ANAカードは殆どアメックスと認識される事がないです。一見アメリカン・エキスプレス以外のカード会社が発行したクレジットカードと勘違いされる事が多く、年会費や入手難易度に比べてステータス性は今ひとつと行った所です。
その2「メンバーシップ・リザードプラス」の存在
アメックスプロパーカードは有料オプションサービス「メンバーシップ・リワードプラス」が存在します。これは「ポイント有効期限の無期限化」「優待や還元率のアップ」と行ったお得要素てんこ盛りのオプションです。グリーンカードはオプション年会費3,300円で加入する事ができ、ANAカードはグリーンカードよりも少ない特典がついて6,600円です。メンバーシップ・リワードプラスを追加で搭載するのであれ間違いなくグリーンカードの方が良いでしょう。
その3「特典が充実している」
グリーンカードはプロテクション関連のサービスが非常に充実しています。
特にリターンプロテクションやオンラインプロテクションなどは利用する可能性が高い為あるとないとではかなりの差になります。ANAカードのみに搭載されている「航空機遅延保証」は魅力的にですが、そこまで遅れない日本国内線を利用するのではれば無くてもさほど問題にはならないでしょう。
その4「電話対応」(ANAカードも超優秀です)
AMEXの電話対応はクレジットカード会社の中でもトップクラスだと思っています。
これは全ての AMEXカードに言える事です。ですが特にグリーンカードは対応がピカイチです。
事前の連絡から相談、カードの運用方法について下手にネットで調べるよりも100倍デスクに連絡した方が正確に答えてくれます。
例外
ANAに乗るならANAカード一択
ANAカードはANA航空券の利用で2.5還元、その他ANA関連のサービスやショップで優待がたくさんあります。ANAを利用するのであればANAカードは非常に魅力的でしょう。一方ANAカードを利用するのであれば三井住友カードやJCBでも問題無いという方は大勢いらっしゃるでしょう。特に AMEXのANAカードは年会費が高いですからね。
まとめ
ANAを頻繁に利用される方は「ANAカード」を、それ以外の方は「グリーンカード」がおすすめです。
AMERICAN EXPRESSのクレジットカードは年会費が高額な為、複数枚持つ事はあまりお勧めできません。私のように試しで複数枚持つのもありですが、年会費が常に頭をよぎる生活が苦手な方は1枚持ちが良いでしょう。ですのでせっかく作るなら理想の1枚を作るべきですね。
最近はマリオット・ヴォンヴォイアメックスが人気のようですが、スタンダードなグリーンカードやANAカードを作ってみたい方は是非チャレンジしてみて下さい!