今回は学生でもJGCカードを獲得する方法を紹介しようと思います。
今は非常にJGC取得が容易な年です。気になる学生さんは是非JGC獲得を目指してみて下さい!
JGCとは
JGCは正式名称「Jal Global Club」と言い、JALの上級会員資格の1つです。
基本的なステータス面では「JAL サファイア会員」と同様のサービスを受けられる資格ですが、
有効期限がカード年会費を払い続けている限り永久に続く事から普段JALに搭乗しない方で修行をして取得をする方が多い資格の1つです。
JGCの取得条件
JGC修行には2通りの方法があります。それが「ポイント修行」と「回数修行」です。
ポイント修行は年間50,000FOP獲得が条件、回数修行は年間50回以上の搭乗が条件です。
一般的には回数修行よりもポイント修行の方が好まれており、トータル必要金額が少ないのもポイント修行です。
- 年間50,000FOP獲得(ポイント修行)⇦王道
- 年間50回搭乗(回数修行)⇦学生には嬉しい⇦でも非効率
ポイント修行
ポイント修行はJGC修行王道の修行方法です。
JAL国内線、国際線、その他JAL経由で予約したワンワールドアライアンスの航空便に搭乗する事で獲得出来る「Fly On Point:通称FOP」を年間で50,000ポイント貯める事により入会条件を満たします。
回数修行
回数修行はJAL近距離線に複数回搭乗する方向けの修行方法です。
JALは地方路線を中心に近距離路線を多数持っています。その為搭乗回数は非常に多くても距離を飛ばないと中々伸びないFOPの代わりに回数を持って修行条件とする方法です。
一般的には回数修行の方がコストがかかる為好まれませんが、「羽田ー伊丹」など近距離を非常に多く搭乗している方などは回数条件でJGCを取得していたりします。
取得条件は年間50回以上の搭乗です。
<学生にとって嬉しいポイントは>
回数修行は特典航空券を除くすべてのフライトが加算対象になります。
よって25歳以下限定の「スカイメイト運賃」でももちろん加算対象になります。
JALの地方路線は非常に低額で航空券を購入出来る場合が多いです。
長距離路線に搭乗するのは厳しい方にはスカイメイト運賃のとダックで回数修行を行なっていただく事をおすすめします。
学生でもJGCは取得できるのか?
ここからが本題「学生でもJGCは取得で出来るのか?」についてです。
結論。学生でもJGCは取得できます。私も現在大学4年ですが、今年JGCを取得出来ました。
ではどうやったらJGCを取得できるのか?
またJGC取得に関する注意点や学生特有の壁などについて紹介しようと思います。
JGC取得の方法
2022年は「ポイント修行 一択」
2022年はJGC修行にもってこいの年です。
なんと獲得できるFOPが全て倍になるキャンペーンが開催されているからです。
その為2022年は取得するFOPが25,000FOPでJGC取得条件を満たす計算になります。
キャンペーンの開催期間は 2022年12月31日まで、
今年残りの期間は全てFOPが倍になっています。
FOP計算サイト(JAL公式)
https://www.jal.co.jp/cgi-bin/jal/milesearch/save/flt_mile_save.cgi
運賃の安い「先特・スーパー先特」で計算すると「片道」
羽田ー伊丹:420FOP
羽田ー新千歳:766FOP
羽田ー福岡:850FOP
羽田ー沖縄:1,476FOP
上記のFOP数が2022年は「2倍になります」その為「片道」
羽田ー伊丹:820FOP
羽田ー新千歳:1,532FOP
羽田ー福岡:1,700FOP
羽田ー沖縄:2,952FOP
になります。
またこれは片道分ですので往復で同じ搭乗クラス・運賃区分にした場合は単純計算で2倍になります。
一番コスパの良い「羽田ー沖縄」路線を往復した場合
通常
50,000FOP / 1回搭乗1,476FOP = 33.8回⇨34回となる為 「17往復」になります。
2022年
50,000FOP / 1回搭乗2,952FOP = 16.9回⇨17回となる為 「9往復」になります。
沖縄線は最安値で大体「10,000円〜13,000円あたり」
沖縄線は観光路線の為、観光シーズン以外はたたき売られている事が多いです。
その為時間帯にもよりますが夕方に羽田空港を出発する便は「大体1万円前後」で販売されています。全ての航空券を1万円前後で予約すればトータル出費は25万円前後に抑える事が出来ます。
こうなると
「学生に25万円を捻出する事は可能なのか?」と言う壁にぶち当たります。
そこは
「バイト」です。
JGC取得には航空券を最低でも25万円前後、航空券以外では「自宅と空港の往復料金」「宿泊時のホテル代」「修行中の食費」などなどかかる費用はかなり膨らみます。
私がJGC修行を行った際のトータル金額は「30万円」
通常の修行に比べたら破格の金額で取得はできるものの、やはりトータルでは50万円前後はかか離ました。社会人の場合、JGC取得に必要なお金を貯めるにはあまり苦労しません。
社会人の場合はお金よりも時間の確保が厳しいですね。
一方学生は時間が腐るほどあるのに比べお金は喉から手が出るほどに足りません。
年間で45万円を捻出するには
その為バイトをかなり入れないといけいなくなるのがJGC取得上の壁です。
次にブチ当る壁は「JALカード」の壁です。
JGCはクレジットカード付帯型のサービスです。
対象のクレジットカードを所持していなくてはいけません。その為JGC修行をする場合は「JALカード」を取得する所から始まります。
JGC対応のクレジットカードは「CLUB–Aカード以上のJALカード」です。
CLUB–AカードはJALのミドルクラスカード、一般カードよりも充実した特典が魅力の年会費高額「一般カード」です。
JALカードは「三菱UFJニコス」「JCB」「ビューカード」が発行
JALカードは主に上記3社が審査発行しています。
どのカード会社も審査自体はかなり厳しいカード会社です。
特に悪さをしていなければ問題無く利用する事ができますが、カード会社で「強制解約案件」「自己破産」等のマイナス案件を発生させている場合はカードが発行できない可能性が高いです。
せっかくJALに搭乗してポイントを貯めてのJALカードが作れないのであれば意味がありません。
学生さんはJALカードを作ってからJGC修行を始めることをお勧めします。
三菱UFJニコス:銀行系クレジットカード会社、審査はかなり厳しめ、特にカード延滞に厳しい
JCB:誰もがしるカード会社、他社カードの遅延や支払い状況を事細かに調査
ビューカード:3社の中では最も審査が緩め、でも遅延にはめっぽう厳しい
以上の2つの壁が突破できれば後は「飛行機に乗るだけ」です。
修行時の値段を安くするなら「沖縄線」一択ですが、地方都市に行って美味しいものを食べるのもJGC修行の魅力の1つです。
私おすすめのJGC修行ルーティーン
「泊まるのは羽田空港第3ターミナル」
私がJGC修行を行った2022年7月〜8月はコロナが非常に広がっていた時期でしたが、羽田空港の第3ターミナルは空いておりました。その為京急の終電で到着して翌日朝一の沖縄線に乗るのがおすすめです。
羽田空港発の沖縄線は早朝が狙い目!
特に6時台の飛行機はかなり低価格で利用できます。
それ以降は7時、8時、9時と値段が2,000円ずつ上がる事が多いです。
「3プラス1」を1セットとして考える
私の最寄り空港は羽田空港でしたがそれでも片道1,000円以上はかかります。
往復の電車運賃やホテル代は地理も積もれば山となり、かなりの出費になります。
そこで私が行ったのは「3プラス1」の4フライトセットです。
「羽田ー沖縄ー羽田ー沖縄」+「沖縄ー羽田」を1セットとするプランです。
理由は1つ
「安いから」
沖縄線は「羽田発は夕方が最安値」「沖縄線は早朝が最安値」と言う特徴を持っています。
その為この最安値区間を入れる事がJGC修行を安く済ませる上で重要になってくるのです。
1例
このプランですと
航空券で49,540円、それに「往復の交通費」「沖縄でのホテル代」「食費」が追加で
1セット料金になります。
航空券が5万円をきっている場合はホテル代、航空費、食費を追加しても6万円をこえる事はありません。
また1セットで得られるFOPは
2,952ポイント × 4フライト = 11,808ポイント
よって1セットで全体の23%が完了する計算になります。
このセットはかなりの確率で予約をする事が出来ます。
その為学生の皆さんであればこの機会にこのセットでJGCをお得に獲得できる事間違いなしです。
ちなみに4セット時点での獲得FOPは47,232ポイント。約2,800ポイントが足りません。
しかし2022年度であればJALカード会員限定で初回搭乗FOPが5,000ポイントプレゼントされます。プレゼントFOPも含めたトータルFOPは52,232ポイントになり、見事にJGC取得条件になります。
羽田空港で泊まって翌日から3プラス1セットをすると
破格の値段でJGC修行を行えます。
このルートを辿れば必ずJGC取得条件である「50,000FOP」には到達します。
しかしこのルートには多少のデメリットがあります。
まずはそこを説明しようと思います。
デメリットその1「少しでも遅れると旅程崩壊」
日本国内線においては人災のよる大幅な遅れはほとんどありません。が台風、豪雪、強風などの天候不順によって大幅遅延や欠航になる可能性はかなりあります。
特に沖縄に関しては台風シーズンとなる夏から秋にかけてのシーズンは大幅遅延・欠航もかなりの数が出ます。
その為初便・次便どこでもいいですが、飛行機が遅れるとかなりの確率で旅程が崩壊します。
旅程が崩壊する可能性があるのがこのプランのデメリットです。
デメリットその2「疲れる」
飛行機は楽しく乗る物、と思っているとかなり疲れる修行になります。
私の場合は疲れてでも飛行機に乗たい人種ですので問題ありませんでしたが、疲れる方はかなり疲れるでしょう。
また空港で長時間滞在する旅程を組むとさらに疲れます。
具体的な案としては「JAL CLUB–EST」に加入してサクララウンジを利用する方法を取るなどしましょう。ゴールドカードを所持しているのであれば空港のカードラウンジも利用できます。が、、
学生が本会員でゴールドカードを所持するにはかなりお金を使わないといけないでしょう。
それならCLUB–ESTを使う方が効率的です。
CLUB–ESTは別途記事を取り上げています。
是非参考にしてみて下さい
https://koubusiness.com/wp-admin/post.php?post=2211&action=edit
最後に
JGCはJAL利用者、飛行機好きには憧れの会員資格です。
普通は大金を使って複数回飛行機に登場する必要がありますが、学生ならではの特権を活かして
JGCをお得に獲得しましょう!!
今回はこれで終わりにします。
気になることがあれば是非気軽にメールして下さい!
SNSもやっています。投稿頻度は少ない物の、旅程相談、各種カードに関するお問い合わせ等も行なっています。ぜひ活用して下さい!
それでは
Have a good day!!!
参考HP
JAL公式HP