今回は先日紹介した「ANAアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカード」に付帯した「プライオリティ・パス」の話題です。
アメックス特有の「ちょっと違う」が炸裂している「プライオリティ・パス」ですが、その違いとはどこでしょうか?今回は詳しく解説しようと思います。
プライオリティ・パスとは
プライオリティ・パスはイギリスのラウンジ運営企業「コリンソングループ」が発行提供している「世界中の高級ラウンジにアクセス出来るカード」です。
ポイントなのは「高級」な点であり、「シャワー」「食事」「アルコール」などなど飛行機に搭乗する前には非常に充実したライフを送れるようになる海外旅行好きにはたまらないラウンジカードになります。
会員ランクは3ランク制「スタンダード」「スタンダード・プラス」「プレステージ」です。
それぞれの年会費やラウンジ利用条件については下の表を参考にしてくださいね。
スタンダード | スタンダード・プラス | プレステージ | |
年会費 | 99米ドル | 249米ドル | 429米ドル |
ラウンジ利用条件 | 本会員:32ドル/回 同伴者:32ドル/回 | 本会員:32ドル/回* 同伴者:32ドル/回 | 本会員:無料 同伴者:カード別 |
無料利用回数/年 | 無し | 本会員:年間10回まで 同伴者:無し | 本会員:無制限 同伴者:カード別 |
アメリカン・エキスプレス 対応カード | グリーン | *注意* ゴールド ANAゴールド | プラチナ プラチナビジネス ANAプレミアム |
また上記のグラフは全て「米ドル」表記です。その為海外利用時には若干の金額差が発生する場合があります。
*注意*
通常の「スタンダード・プラス」会員の年間無料利用回数が10回ですが、アメックスゴールド・ANAアメックスゴールドに付帯する「プライオリティ・パス」の年間無料利用回数は「2回」までです。これに関しては後で再度紹介します。
アメックス発行のプライオリティ・パスはここが違う!
ここがメリット
デジタルカード対応
プライオリティ・パスは数々のプラチナカードやステータスカードから発行されていますが、
アメックスのプライオリティ・パスは他のプライオリティ・パスと違って「デジタルカード対応」です。デジタルカードはリアルカードを提示しなくてもスマホ1つでラウンジを利用可能なのはカード忘れ対策には非常にありがたいですね。
ちなみにデジタルカードに対応しているプライオリティ・パスは数あるプライオリティ・パスの中でもかなり数が少なく、「プライオリティ・パス個別申し込み」「アメックス発行」「ダイナースクラブ発行」などの超高額年会費を支払った場合やかなりのステータスカード出ないとデジタルカードの発行は出来ません。
デジタルカード+デジタル航空券の組み合わせはスマホ1つで完結させる事が出来る為非常に便利かつスピーディーに利用出来ます。
[/word_balloon]家族カードでも発行可能
通常のプライオリティ・パス発行可能カードは「本会員」のみです。
家族カードは年会費の金額に関わらず発行できない場合がほとんどです。
プライオリティ・パスの利用可能人数は本会員のみです。その為家族カードで発行できない場合は
本会員のみの利用になってしまいます。
一方アメックス発行のプライオリティ・パスの場合は「家族カードも発行対象」になっています。
その為家族カードの発行枚数分のプライオリティ・パスが発行できるのです。
(その分年会費が跳ね上がります)
家族で利用する場合などには非常に便利なので2名以上で利用の場合には「アメックス発行のプライオリティ・パス」がおすすめです
注意点
ANAアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカード付帯のプライオリティ・パスは「年間無料利用回数が2回まで」
今回新規対応した事で有名になった「ANAアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカード」のプライオリティ・パスですが、プライオリティ・パス単独もうしこみに比べて若干の「利用制限」があります。それが「無料利用回数」の数です。プライオリティ・パスに単独で申し込んだ場合の無料利用回数は「年間10回まで」ですが、アメックス経由で申し込みをした場合は「年間2回まで」に制限されます。「スタンダード・プラス会員」だと思ってガンガン使っているととんでもない金額の請求が来る為注意が必要です。
その他、海外のラウンジに関しては航空会社ラウンジとの提携がメインとなる為、ハイシーズンなど航空会社の上級会員数が多い場合はラウンジを利用出来ない場合があります。
[/word_balloon]単独 | アメックス特典 | |
年会費 | 299米ドル | 無料 |
年間無料利用回数(本会員) | 10回まで | 2回まで |
年間無料利用回数(同伴者) | ー | ー |
無料利用回数超過後 | 32米ドル/回 | 32米ドル/回 |
「Ethan Stowell Pizza & Pasta」などのレストラン利用不可
プライオリティ・パスは日本国内においては「ラウンジ利用」の他に「レストラン利用」ができるようになっています。これはラウンジ利用回数1回分を利用してレストランの対象メニューを購入できるサービスです。このレストラン利用自体があまり無いのですが、1回3400円相当の商品と交換出来る為利用可能ラウンジが極端に少ない日本国内においては重宝される利用手段です。
そんなレストラン利用なのですが「アメックス発行のプライオリティ・パスは”利用対象外”」になっています。その為日本国内においては「ラウンジ利用」のみの利用になるので注意が必要です。
アメックスのプライオリティ・パスはかなりコロコロと特典が変わります。
その都度アメックスの公式サイトで確認するのが一番の最善策でしょう。
まとめ
ANAアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールド家族カードでプライオリティ・パスが発行できる非常に珍しいカードです。複数人で利用する場合には大変便利になっているでしょう。
プライオリティ・パスをお探しの方、ANAを利用している方は是非参考にしてみてください。
参考サイト
アメックス公式サイト