今回はクレジットカードを申し込む際、マイナス要因になる事について解説します。
「キャッシング??」「勤務地虚偽申告??」「年収を偽るのは御法度??」
色々な内容についてご説明します。是非最後までご覧下さい!
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以下の文章はクレジットカードを「カード」と称します。デビットカードやプリペイドカードの話は今回登場しませんのでご了承下さい
この記事のあらすじ
・前提条件
・虚偽申告はバレるの?
・虚偽申告をしてしまったら?
・クレジットカードの審査に落ちたく無い方向けの対策
前提条件
クレジットカード会社は大体分かる
カードを申し込む際、年収を少し多く記載すれば限度額が高くなるのでは??
と考える方が多いですが、実際の所カード会社は申込者の情報をありとあらゆる情報機関に照会をかけて調べます。その為「年収」「現在のキャッシング額」「勤務先」などは全て筒抜けになっている為「嘘を付く事は出来ません。」
そもそも犯罪
クレジットカードの契約はカード会社と個人間の貸金契約になります。
虚偽申告は当然の事ながら犯罪になります。申し込み時の情報全てが虚偽申告で有罪になる訳ではありませんが、お金を借りる建前上、嘘は御法度です。
申し込み時に名前を間違える、年齢を間違える、収入を間違える、一度間違えてしまった事は大目に見てくれます。しかしそのままスルーするのは絶対にダメです。
ここからは申し込み時の虚偽申告について分野別にバレる可能性をご紹介します。
前提条件として虚偽申告は御法度ですが、
勤務地の嘘は即バレ
カード会社の情報網は物凄い高度な内容になっています。
勤務地、勤務場所、取引先などありとあらゆる情報を元に照会をかけます。その為勤務地の虚偽報告はかなりの確率で嘘だとバレます。
一方役職については「代表取締役」や「執行役員」などと嘘をつかなければ即バレする事はありません。
しかしカード会社が行う「在籍確認」の一環で会社に電話がかかってくる事が多数あります。
その際には完全にバレますのでご注意下さい
カード会社は役職別の年収などを事細かに収取し情報ネットワーク上に蓄積させています。
会社名・収入などによって役職の有無は検討がつく事がほとんどです。
また在籍確認時に役職を聞く事はありませんが、電話連絡で把握してくるのがカード会社の凄い所です。
年収は多少誤魔化せる
カード申し込み時の虚偽申告で一番多いのは「年収の虚偽申告」です。
虚偽申告と言っても個々でおかれてる状況が異なる為これはグレーゾーンなのが結論です。
カード会社は基本的に勤め先や業種によってある程度の年収は把握します。
証券会社勤務なのかスーパーのパートなのかで基本的な年収は割り出せますよね。
カード会社も同様の情報を取得していますので年収の虚偽申告はバレます。しかし例外もあります。
これがグレーゾーンと呼ばれる理由になり、「職業が複数ある方」がこれらの対象になります。
例えば「アルバイト」+「個人事業主」の場合、申請自体はどちらでも構いませんが、複数個の情報を事細かに提出する事は出来ません。「アルバイトだけど個人事業主もしているよ」程度です。
しかし年収自体は合算して提出可能な為アルバイトで年収1,000万円などにも簡単になります。
しかし、そのような場合「カード会社は非常に警戒します」
これは虚偽申告とみなされカードの審査通過率は低くなるでしょう。
もし年収や申請勤務地などで不安がある方は一度カード会社に連絡する事をお勧めします。
年収に関して少しでも不安に感じる人は一度電話連絡してみましょう。
カード会社は基本的に「入会専用デスク」を設けています。
職業や収入源が複数ある場合はどれに絞って記入すれば良いかを答えてくれます。
この段階でしくじると審査落ちする可能性が出てきます。
家族構成は基本バレる
カード申し込み時の家族構成欄、これらの情報で嘘をつくとかなりの確率でバレます。
例えば「妻子はいるのか??」や「世帯主は誰なのか??」などなど、これらの情報は他の機関にも提出されている可能性が高い為バレない事はないでしょう。
また家族は何人いるのかについてや家賃の支払い有無などについてもカード会社が事細かにすらべる事は少ないものの自分の首を絞めるだけになる為虚偽申告をしない方が賢明です。
家族構成に関しては配偶者や同居人がいた方が審査通過率が多少高くなります。が審査通過率に大きな差はありません。審査通過率どうこうの前に嘘をつかない事が重要です。
限度額の増減について家族構成は関係しますが、基本的には問題ありません。
(8人家族で年収100万円などと言われると審査落ちする可能性があります)
個人属性によるショッピング枠やキャッシング枠の法律は以下のサイトから確認可能です。詳しく知りたい方は以下のサイトからご確認下さい。
キャッシング・カードローンの残高虚偽はブラックリスト入りの可能性も
カード申し込み時に最も重い虚偽申告、それは「キャッシング・カードローン残高の虚偽」です。
これは未来栄光そのカード会社から門前払いを食う可能性のある非常に深刻な虚偽になります。
1,000円でも他社から借りていた場合は全て申告する必要があります。
これを申告しないと「お金が無いのにお金を借りようとしている”ヤバいやつ”」になります。
インターネット上で稀に「カードローン残高隠してたけど審査通過した」と言う内容の記事を見かけますが、これは本当に運が良かったケースもしくは事前にカード会社が察知していたけど発行したケースでしょう。このようなケースの場合まず高利用可能額になる事はありません。
他社からの借入については以下の借入先は記入対象外になります。
・銀行
・信用金庫
・信用組合
・農協
・労金
・保険会社
証券会社
<one point advice>
実は「キャッシングやカードローンの残高に関して審査にはあまり影響しません」
これは知っている方が少ないのですが「キャッシングやカードローン」の残高についてはそこまで審査に影響しません。カードローンゼロの方に比べれば多少のハンデを背負う事にはなりますが、実際の所皆さんが思う程なマイナス要因にはならないのが事実です。
キャッシング200万円などの高額借入者に関しても年収によりますが基本的に自動審査落ちにはならないのが今のカード審査になります。
もし虚偽申告をしてしまったら??
気になるのが虚偽申告をしてしまった場合の対処法についてですよね。
もしかしたら虚偽申告を気づかない内にしてしまった方もいるかもしれません。私の場合は気づかずに申し込み、後から申し込み内容のスクリーンショットを見て気付いたケースもありました。
もし間違って申告してしまった場合の対処法についてご説明します。
パターン1【カード会社に連絡して修正】
最もメジャーなケースはカード会社に連絡して修正です。
申し込み時に発行される「申し込み番号」で問い合わせが可能は他、名前、住所、電話番号、生年月日等で申し込みの特定が可能です。
修正箇所を指定の上デスクに連絡すれば修正してくれる場合があります。
注意点としては審査開始までに電話連絡する必要がある事です。
即時発行カードやエポスカード、セゾンカード、などの審査の非常に早いカード会社の場合、審査がすでに終了している可能性があります。
その場合には「審査は既に終了しています。」と再審査を断られる可能性がありますので、修正箇所に気づいた場合は早急に電話連絡しましょう。
パターン2「再申し込みをして初回申し込みをキャンセル」
これは一部のカード会社には通用しない方法ですが、審査終了間近でも聞く最後の手段です。
修正した情報を元に再度申し込み、そして最初に申し込みした分をキャンセルする方法です。
通常クレジットカードの連続申し込みは御法度ですが、「間違った情報を入力したので修正した」と言えば一部のカード会社は了承してくれます。
もちろん連続申し込みとして自動的に審査落ちにするカード会社もあります。
私の経験上ですと「JALカード」や「AMERICAN EXPRESS」などは審査に時間を要する為この方法が効く可能性があります。
審査通過出来るか分からない方は以下の方法を実践してみて下さい
その1「キャッシング枠はゼロで申し込み」
申し込み時にキャッシング枠を希望しない場合、審査通過率が上がる可能性があります。
と言うのもカードキャッシングを希望する場合、「お金に困っている」とん判断される場合が多く
カード会社は身構えます。その為最初にカードを申し込む場合はキャッシング枠を希望せず、
必要に応じて後から申し込むようにしましょう。
ちなみに「後からキャッシングを申し込む場合、審査落ちをしたらと言ってカード強制解約」などにはなりません。
キャッシング枠は収入の3分の1までと法律で定められています。
その為収入の3分の1以上のキャッシング枠を設ける事が出来ません。
申し込み時点で他社キャッシング枠などがある方は要注意です。
その2「オンライン口座振替をする」
カード申し込み時にほぼ全てのカード会社が行なっている「オンライン口座振替」ですが、
申し込み時に選択出来るのであれば「出来るだけ申し込みましょう」
と言うのもオンライン口座振替を実施すると同時に本人確認もする事が出来るからです。
クレジットカードの審査において本人確認作業は非常に重要です。
逆に言うと本人確認を済ませるとかなり審査がスムーズに行われます。
審査ハードルを上げたく無い方は是非口座振替登録を済ませましょう!!
※3「ゴールドカードが欲しい方は「スタンダードカード」からがおすすめ」
近頃は年会費が無料になるゴールドカードも多くなり、ゴールドカードを検討している方も多くいるはずです。最初からゴールドカードが欲しい!!と思うかもしれませんが審査に通過出来るか不安な方は「スタンダードカード」からがおすすめです。
スタンダードカードの場合は年会費が無料になっているケースが多い為お試しで利用するには非常に便利なカードになっています。
またクレジットカードは申込者の属性なども重要ですが、属性に引けを取らない程に「利用実績」も重要視されます。スタンダードカードで実績を積み、支払い能力と利用実績を積めばアップグレードも問題無く行う事が出来ます。
審査に落ちたく無い方は是非参考にしてみて下さい!
まとめ
今回はクレジットカード申し込み時の虚偽申告について解説しました。
いかがでしたでしょうか??クレジットカードの虚偽申告は犯罪になる為絶対に行ってはいけません。
また間違って嘘の情報を申し込んでしまった場合にはカード会社に連絡しましょう。
間違ったままですと今後の人生を大きく変えてしまうかもしれません。