今回はクレジットカードを利用するだけで航空会社の上級会員資格を得られる「デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカード」をご紹介します。スカイチームの上級会員になりたい方、ラウンジを利用したい方は是非最後までご覧下さい!
デルタ航空とは
デルタ航空は2021年度航空会社ランキング第2位の大きさを誇る非常に大きな航空会社です。
保有機体数は756機とANAの3倍近い機材を有する上に就航都市はコードシェアを除いて375都市ととんでもない範囲をカバーしているのが特徴です。
デルタ航空が所属するアライアンス(航空会社連盟)は「スカイチーム」スターアライアンスの次に大きな航空連盟になります。(年間旅客人数だけで考えると一番大きな航空連盟です。)
スカイチームとは
スカイチームは前述の通り世界で2番目に大きな航空連盟になります。
加盟航空会社は19社、世界175カ国、1150空港に就航している非常に大きな航空連盟です。日系航空社にはスカイチーム加盟航空会社は無く、代表的な加盟航空会社は「デルタ航空」「大韓航空」「KLMオランダ航空」などです。日本発着路線の場合、北米方面はデルタ航空、欧州方面は大韓航空やエールフランス、KLMオランダ航空などが主力路線になります。
アライアンス加盟航空会社の特徴として、どれか1つの航空会社でステータスを獲得すると他の航空会社のラウンジや優先手続き等が利用出来ると言うメリットがあります。
日本でスカイチームの上級会員になるのは非常に困難
先ほども書きましたが、日系航空会社はスカイチームに加盟していない為、日本国内でスカイチームの上級会員になるのは非常に困難です。毎月アメリカにデルタ航空で行く方やスカイチームの世界一周航空券等でも購入しない限り無理でしょう。
ある1つの方法を除いては…。
それが
「デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカード」を利用する方法です。
この方法に関しては非常に多くのサイトで掲載されている為お得な利用方法等についてはそちらをご覧になった方が詳しく知れると思います。今回は等サイト独自の目線で負担無く利用する方法をご紹介します。もちろん利用価値があるのか無いのかも判断していますので最後までご覧下さい!
まずは「デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカード」の基本スペックからご紹介します。
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの基本スペック
デルタアメリカン・エキスプレス®︎ ゴールドカード | デルタアメリカン・エキスプレス®︎ カード | |
年会費(本会員) | 28,600円(税込) | 13,200円(税込) |
年会費(家族会員) | 1枚目:無料 2枚目以降:13,200円(税込) | 1枚目:無料 2枚目以降:6,600円(税込) |
申し込み条件 | 20歳以上の安定した収入のある方 (学生を除く) | 20歳以上の安定した収入のある方 (学生を除く) |
基本還元率 | 1.0% (100円で1マイル) | 1.0% (100円で1マイル) |
マイルアップ特典 | ・デルタ航空利用時本カード利用でマイル3倍 ・入会ボーナスマイル8,000マイル ・継続ボーナスマイル5,000マイル | ・デルタ航空利用時本カード利用でマイル2倍 ・入会ボーナスマイル5,000マイル ・継続ボーナスマイル3,000マイル |
海外旅行保険 | 最高1億円(家族カード会員は最高5000万円)利用付帯 | 最高5000万円(家族カード会員は最高5000万円)利用付帯 |
国内旅行保険 | 最高5000万円(利用付帯) | 最高5000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | あり | あり |
国内空港ラウンジ | 同伴者1名まで無料 | 同伴者1名まで無料 |
海外空港ラウンジ | デルタスカイクラブ(年間6回まで利用可能) | ー |
追加カード | 家族カード ETCカード | 家族カード ETCカード |
カード入会特典 | 新規入会時、初年度ゴールドメダリオンステータス付与 | 新規入会時、初年度シルバーメダリオンステータス付与 |
いかがでしょうか?
旅行保険やショッピングプロテクションなどについては本カードの下位カード「デルタアメリカン・エキスプレス®︎・カード」と同じような気がするはずです。
それでは本カードの魅力とは一体どこにあるのでしょうか?
詳しく解説して行きますので最後までご覧下さい!
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの魅力について
今回紹介するデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの魅力は5つ。この5つを徹底的に解説します。
- 初年度無条件でゴールドメダリオン付与
- 次年度以降年間150万円決済でゴールドメダリオン付与
- 年間6回のデルタスカイクラブ利用券
- マイル還元率1.0%の高還元率・デルタ航空チケット購入で3%還元
- 家族カード1枚まで無料
<初年度無条件でゴールドメダリオン付与>
ゴールドメダリオンの通常獲得条件 | |
メダリオン会員資格取得必要マイル(MQM) | 年間50,000MQM |
メダリオン会員資格取得必要区間(MQS) | 年間60フライト |
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの一番魅力的なポイントと言ったら「初年度ゴールドメダリオン特典」と答える方が多いはずです。逆に初年度ゴールドメダリオン特典を利用せずにデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードに申し込んだ方は非常に勿体無い事をしています。と言うのもデルタ航空の会員ステータス「ゴールドメダリオン」は通常「デルタ航空公式サイトにてメダリオン会員資格取得必要マイル(MQM)を年間50,000マイル分獲得する。またはメダリオン会員資格取得必要区間(MQS)に60区間以上搭乗する」事が条件となっています。
これは日本在住の方には非常に困難な条件になっており、仮に50,000マイル分登場するとなると
『東京ーロサンゼルス間を往復コンフォートプラス利用すると約11,000MQM」ですので単純計算をするとコンフォートプラスで5往復以上、デルタワン(ビジネスクラス)で3往復以上する計算になります。そうするともれなく発生してくる費用の方が「コンフォートプラスで約100万円」「デルタワンで160万円以上」かかります。
ステータスを維持する為にここまで費用をかけられる方は非常に稀だと思います。通常はそれほどしないと獲得出来ないのが航空会社のステータスです。
そんなゴールドメダリオンを手にする事が出来る方法が1つだけあります。
それが「デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカード」を利用する事です。
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードに新規入会すると無条件でゴールドメダリオンステータスを付与してくれます。
ゴールドメダリオンは日系航空会社で例えるなら「ANAならプラチナステータス」「JALならサファイアステータス」に相当するステータスです。
ANAやJALは何がなんでもカード入会でステータス付与などはしないと思いますが、デルタ航空の場合は訳が違います。
海外航空会社のクレジットカードは利用者が少ない事から特典が充実している傾向にあります。ですが、日本国内でユナイテッド航空のマイルが貯まる「MileagePlus」にはステータス会員権の付与制度はありません。なお日本国内でアメリカン航空のマイルが貯まるクレジットカード「AA advantageカード」の発行はございません。
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<次年度以降も年間150万円決済でゴールドメダリオン付与>
ここからがデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの衝撃的な特典内容になります。
初年度に大型特典を持ってきて、次年度以降は割とコスパが悪くなるクレジットカードなら山のようにありますが、このカードは違います。次年度以降も年間150万円決済すればゴールドメダリオンを無料で付与してくれるのです。これは非常に魅力的な特典の1つだと個人的には考えています。
あまり参考にはなりませんが、ANAアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードで年間150万えん使うと15,000マイルを獲得する事が可能です。その他のボーナスポイント等はありません。
獲得条件 | |
初年度 | 無条件付与 |
次年度以降 | 年間150万円以上のカード決済(特に対象外の利用先はありません。) |
世界的に見てもクレジットカードの利用金額によってステータスを付与するケースが年々増えています。ですが、どれも500万円利用や600万円利用などとんでもない金額を利用する必要がある為おいそれとチャレンジ出来る物ではありません。
ご参考までに「ANAには多少のANAフライト+300万円利用でプラチナステータスを付与する制度を昨年から始めています。JALにはありません」
<年間6回までの「デルタスカイクラブ」入室チケットプレゼント>
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードを所持していると無条件で「デルタスカイクラブ」の入室チケットを貰う事が可能です。毎年もらえるチケットの数は「6枚」です。
これは1人で使っても、6人で使っても大丈夫なかなり便利な使い方の出来るチケットで、一人旅の足しにする事も可能ですし、3人4人の家族旅行で使っても大丈夫です。
なおチケットの買い足しは出来ませんのでご注意下さい。
ANAやJALでは本会員同伴であればマイルまたはアップグレードポイントを使ってのラウンジ入室が可能です。国内線の場合は2,000マイルから、国際線の場合ですと4,000マイルからとなっています。
なおユナイテッド航空は有料でラウンジパスの販売を行っており、1人当たり59米ドル日本円で約7,000円程度になります。
<マイル還元率1.0%の高還元率+デルタ航空のチケット購入で3.0%還元>
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの基本還元率は1.0%です。100円で1マイルがまる為効率良く貯める事ができます。またAMERICAN EXPRESSの場合は事前に承認をとっておけば限度額を気にする事なく利用する事が出来る為、納税や固定費等の支払いで効率良くポイントを貯められます。
またデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードはデルタ航空関連の利用でマイル還元率が3倍になります。往復10万円のチケットを購入した場合3,000マイルを貯める事が可能ですのでかなりコスパは良いと思います。
デルタ航空のメダリオン特典として「購入時のチケット代金1ドルに対して○○マイル付与」といった特典があります。この特典と併用する事非常に大量のマイルを獲得する事が可能になります。大量のマイルを獲得する=旅に出やすくなる為旅行に行かれたい方にはかなりおすすめです。
(ANAやJALなどの日系航空会社はいずれ米航空会社同様の措置を取るようですが、今のところは未定です。)
「デルタ・ワン・スイート」で東京ーロサンゼルス間搭乗の場合、
約600,000万円になります。仮にこの金額で決済した場合獲得出来るマイルは、クレジットカード決済分「18,000マイル(3%還元)」+「ゴールドメダリオン特典で35,300マイル(1ドルにつき8マイル付与)」+「通常獲得マイル20,000マイル」で合計73,000マイルになります。
同区間の特典航空券利用はコンフォートプラスで130,000マイル当たりですので上記運賃で2往復すると1回利用出来る計算になります。
ゴールドメダリオンの有無で獲得マイル数が倍以上異なりますのでデルタ航空に関してはメダリオン会員はかなり重要であると言えます。
<家族カード1枚まで無料>
今回紹介しているデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードですが、実は日本発行のアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの中では最もリーズナブルはゴールドカードで有名です。
本会員の年会費は28,600円(税込)とアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードシリーズの中で唯一の年会費3万円切りな上、家族カード1枚目無料と言っているのもこのデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードのみです。
本会員と家族カード1枚発行時のトータル年会費は以下の通りです。
本会員年会費 | 家族会員年会費 | トータル年会費 | |
アメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカード | 31,900円 | 13,200円 | 45,100円 |
ANAアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカード | 34,100円 | 17,050円 | 51,150円 |
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカード | 28,600円 | 無料 | 28,600円 |
以上がデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの代表的な特徴になります。
いかがでしたでしょうか?
デルタ航空の頻繁に利用する方でも利用しない方でも飛行機に乗る方であればかなり魅力的なクレジットカードだと思います。
ここからはデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードのイマイチなポイント、弱点についてご紹介します。
発行を検討している方はよくご覧になって下さい!
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの弱点は4つ
- AMEXの中ではコスパ良くても一般的には高額クレジットカード
- 基本還元率・旅行保険は一般カードに負ける
- プライオリティ・パス無し
- 限度額不安定
<AMEXの中ではコスパ良くても一般カ的には高額クレジットカード>
ここまでコスパが良いと言ってきたデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードですが、一般的に考えれば十分コスパが悪いクレジットカードです。
純粋に年会費だけ考えれば28,600円はプラチナカードの世界です。
デルタ航空の上級会員資格に興味の無い方にとってはコンシェルジュサービス等が利用出来るプラチナカードの方が魅力的に映るでしょう。
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードのコスパが良いのはあくまでも「AMEXの中では」の話です。
<還元率・旅行保険のコスパは一般カードに負ける>
還元率が良いと言っていたデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードですが、基本還元率自体は下位カードのデルタアメリカン・エキスプレス®︎・カードと同じです。
また旅行保険に関してもさほど変わらないのが現状です。ちなみに付帯保険に関しては「キャンセル・プロテクション」以外はデルタアメリカン・エキスプレス®︎・カードにも付帯されていますので
さほど変わらないでしょう。
旅行傷害保険や還元率を気にするのであれば「デルタアメリカン・エキスプレス®︎・カード」の方をおすすめします。
<プライオリティ・パス無し>
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードは海外空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」が付帯していません。
これは年会費28,600円のクレジットカードとしてはかなり致命的な欠点でしょう。
またデルタスカイクラブを利用出来るのは「スカイチーム利用の際」です。ANA参加のスターアライアンス、JAL参加のワンワールド利用時には一切ラウンジを利用できないのでかなり不便になります。年会費30,000円程度のプラチナカードであれば当たり前のようにプライオリティ・パスが付帯しているのでいつでもラウンジを利用したい方にとってはかなり不便でしょう。
<限度額不安定>
これはデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードに限った話ではありませんが、基本的に限度額が不安定な傾向にあります。利用金額通りに使えなかったり、使えたり、いきなり止まったりとかなり振り回されます。特に入会初期の実績不足ではかなり挙動が不安定になります。
AMEX以外の利用方法も十分に確保した上で利用を開始させないと支払い方法不可になる可能性がある為限度額通りに利用したい方にとってはかなりめんどくさく感じる仕様になっています。
以上がデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの主な弱みです。
その他にも利用者個人個人によって不便に感じる点はあると思います。ですが基本的には利用してみないと分からないものが多いのも事実です。
個人的にこのカードをおすすめする方はお得かも?
最後にデルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードを所持して幸せになりそうな方をご紹介します。自分は本当にこのカードが欲しいのかよく考えて見てみてください。
まず「スカイチームの航空会社に搭乗される可能性のある方」は持った方がお得です。
スカイチームはスターアライアンスに次ぐ非常に大きな航空連盟です。
デルタ航空をはじめ、KLMオランダ航空やエールフランスは非常に大きなエアラインとなっており、ワールドワイドなサービスを提供してくれるのが特徴です。
欧州に行かれる方、北米に行かれる方、またアジアに行かれる方、世界中どこでも構いませんが、「スカイチームの航空会社に乗る可能性のある」方でしたら持っていて損はありません。
「スカイマークが好きな方」
デルタ航空のスカイマイルには日本の航空会社「スカイマーク」でも特典航空券を発券できる面白い制度があります。必要マイル数はかなり高いですが、必ずしも海外に行かないと使えないわけでは無いのがスカイマイルの特徴です。
常日頃からスカイマークに搭乗しており、スカイマーク以外は乗らないと言う方にはかなりおすすめできます。
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードの新規入会キャンペーン
ここからはあまり関係の無い方が多そうですが、一応ご紹介します。
本サイトではアメリカン・エキスプレス®︎・カードと提携し、アメリカン・エキスプレス®︎・カードの広告を掲載しています。ご興味のある方は是非ご覧になって下さい!
デルタアメリカン・エキスプレス®︎・ゴールドカードのご紹介は以上になります。いかがでしたでしょうか?デルタ航空のマイルが貯まるクレジットカードではありますが、中々に使いやすいクレジットカードになっていると私は予想します。
デルタ航空にご興味のある方、航空会社の上級会員にご興味のある方は是非参考にしてみて下さいね!
それではまたお会いしましょう!
参考サイト
AMERICAN EXPRESS
https://www.americanexpress.com/ja-jp/?inav=NavLogo
デルタ航空