今回はJR東海が運用する新幹線予約システム「エクスプレス予約」についてご紹介します。
それぞれの特徴やメリット、デメリットについてご紹介します。是非最後までご覧下さい!
それでは行きましょう!
エクスプレス予約とは
エクスプレス予約はJR東海が運用する新幹線の予約システムです。年会費を徴収する形の有料会員となり、新幹線を利用する方向けのサービスとなっています。専用サイト、アプリケーション上からの予約が可能な他エクスプレス予約専用のICカード「EX -ICカード」を利用する事でスムーズに乗車する事が可能な非常に便利なサービスです。
種類は3種類
エクスプレス予約には全部で3つの種類が用意されており、それぞれ発行元やサービス内容が異なります。
※今回は個人用以外のエクスプレス商品については省略させてもらいます。
- エクスプレス予約(エクスプレス・カード)
- エクスプレス予約(プラスEX)
- スマートEX
まずは簡単にご紹介
エクスプレス予約は元々JR東海発行のクレジットカード「エクスプレス・カード」の付帯サービスとして利用がスタートしたものです。その為今でもエクスプレス・カード限定のサービスがあるなど基本的にはエクスプレス・カードの為のサービスになっています。
またエクスプレス予約の会員数を増やす為に作られたのが「エクスプレス予約(プラスEX)」と「スマートEX」になります。プラスEX会員は大手クレジットカード会員の方が、スマートEXは誰でも申し込める非常に便利なサービスなっています。
それでは発行している会社よりご紹介していきます。
<発行会社>
エクスプレス予約 (エクスプレス・カード) | エクスプレス予約 (プラスEX) | スマートEX | |
発行会社 | ・JR東海エクスプレス・カード ・JR西日本J-WEST(エクスプレス) ・JR九州 JQ CARDエクスプレス | <対象クレジットカード会社> ・JCB ・三井住友カード ・三菱UFJニコス ・トヨタファイナンス ・AMERICAN EXPRESS ・イオンクレジットサービス ・SMBCファイナンス ・三井住友トラストクラブ ・クレディセゾン ・ユーシーカード | 交通系ICカード |
エクスプレス・カード付帯型のExpress予約サービスは数が少ない印象を受けます。
JR東海エクスプレス・カードの発行会社はSMBCファイナンスサービス(2023年5月から三井住友カード)ですが、JR東海エクスプレス・カード以外はプラスEXのみになっています。
次に年会費を比べてみましょう
<年会費>
<年会費> | エクスプレス予約 (エクスプレス・カード) | エクスプレス予約 (プラスEX) | スマートEX |
年会費 | 1,100円(税込) | 1,100円(税込) | 無料 |
会員ICカード | 発行あり | 発行あり | 発行無し |
利用可能ICカード | ・EX-ICカード ・交通系ICカード | ・EX-ICカード ・交通系ICカード | ・交通計ICカード |
エクスプレス予約は会員種別に関わらず会員専用カードの発行を行います。
その為年会費は1,100円(税込)と有料制になっているのが特徴です。一方スマートEXはSuicaやPASMO等のお持ちの交通系ICカードを流用する形をとっている為専用のカードは発行されません。
なおエクスプレス予約でもお持ちのICカードを登録すればスマートEX同様に交通計ICカードのみでの利用が可能になっています。
次は割引商品について解説します。
<割引商品> | エクスプレス予約 (エクスプレス・カード) | エクスプレス予約 (プラスEX) | スマートEX |
通常予約商品 | EX予約サービス EX予約サービス(往復割引) e特急券 EX予約 S work席 E予約専用サイト会員向け商品 | EX予約サービス EX予約サービス(往復割引) e特急券 EX予約 S work席 E予約専用サイト会員向け商品 | スマートEXサービス スマートEXサービス(往復割引) スマートEX S work席 |
早特商品 | EX早特 EX早特21ワイド EXグリーン早特ワイド EXこだまグリーン早特 EXのぞみファミリー早特 | EX早特 EX早特21ワイド EXグリーン早特ワイド EXこだまグリーン早特 EXのぞみファミリー早特 | EX早特 EX早特21ワイド EXグリーン早特ワイド EXこだまグリーン早特 EXのぞみファミリー早特 |
エクスプレス予約の割引商品は上記の通りです。
一部期間限定商品等がありますが、上記の割引商品については基本的にいつでも利用可能です。
これはエクスプレス予約の特徴ですね。
一方スマートEXの割引商品に関しては一部変更があるものの、早特商品に関しては基本的に同じです。
エクスプレス予約最大の魅力は「グリーンプログラム」
グリーンプログラムはビューカード、JR東海エクスプレス・カード会員のみが発行出来る「エクスプレス予約(エクスプレス・カード)」で利用可能なポイントプログラムです。
登録は不要で自動的にポイントが貯まっていきます。
1,000ptでグリーン席へのアップグレードが可能となり、新幹線を頻繁に利用する方にとっては非常に魅力的なサービスです。
<プログラム> | エクスプレス予約 (エクスプレス・カード) | エクスプレス予約 (プラスEX) | スマートEX |
グリーンプログラム | あり | 無し | 無し |
エクスプレス・カードが発行元のエクスプレス予約ですとグリーンプログラムが無料で利用可能なのが特徴です。一方プラスEXカードの場合は同じ年会費を払ってる状態で「グリーンプログラム」が利用出来ないのが特徴になります。
2つのエクスプレス予約の決定的な違いはここにあります。
それ以外の違いはカード色の違いのみになります。
<グリーンプログラムの獲得ポイント数>
グリーンプログラムは「東京ー品川」や「博多ー小倉」間など非常に近距離区間でもポイントが貯まる仕組みになっています。
近距離区間に頻繁に登場している方でもグリーンプログラムを利用できるのは非常に便利なサービスですね。
以上がエクスプレス予約の代表的なサービスになります。
いかがでしたでしょうか?発行会社やカード種別によって若干サービス内容が異なるのがエクスプレス予約の難点ですが、今回ご紹介したポイントを押さえれはエクスプレス予約に関して迷う事は無いはずです。
結局どれがおすすめ?
「結局おすすめのカードはどれなの?」と言う声が聞こえますので今回はシチュエーション別にご紹介します。
頻繁に東京ー大阪間を移動する方には「エクスプレス予約(エクスプレス・カード)」がおすすめ
まず新幹線ヘビーユーザーにおすすめしたいのがエクスプレス予約(エクスプレス・カード)です。
エクスプレス価格で新幹線に乗車出来るほか、グリーンプログラムによってポイントを効率的に貯める事が可能です。6往復毎に無料でアップグレード出来る為新幹線乗車回数が多い方にとってh魅力的でしょう。
東京ー大阪間をグリーン席で移動した場合、一般席との差額は6,000円程度になる為、かなりの還元率となります。
自分のクレジットカードの会計をまとめたい方にはプラスEXがおすすめ
プラスEXは自分のクレジットカード会社での決済が可能になります。
その為新幹線の料金と出張料金などをまとめて会計する事が可能です。またクレジットカードを出来るだけまとめたい方にとっても非常に大きなメリットになるはずです。
しかしながら何回新幹線に登場してもグリーンプログラムを利用する事は出来ません。
お得にグリーン車に乗車したい方には向かいないでしょう。
年会費無料でお得に乗り方はには「スマートEX」がおすすめ
スマートEXはエクスプレス予約ほどの割引がありませんが、新幹線窓口でチケットを購入するよりも200円程安く購入する事が可能です。
いつものICカードで新幹線に乗車したい方には非常におすすめな方法です。
注意点としては一枚の交通計ICカードで1アカウントにしか登録する事が出来ません。
他のエクスプレス予約ですでに交通計ICカード登録を行なっている場合には登録出来ませんので注意がして下さい。
JR東海エクスプレス・カードならエクスプレス予約が実質無料
これまでご紹介してきたエクスプレス予約サービスですが、
実は無料で利用する方法があります。それがJR東海エクスプレス・カードを発行する事です。
このカードはJR東海専用のクレジットカードとなり、年会費1,100円(税込)の有料カードですが、カード発行時に無料でエクスプレス予約(エクスプレス・カード)が付帯してきます。
発行会社は三井住友カードが担当、グリーンプログラムが利用可能なエクスプレス予約
お得に東海道新幹線を利用したい方は是非ご参考にしてみて下さいね!
https://www.smbc-card.com/nyukai/affiliate/express/index.jsp
このJR東海エクスプレス・カードは只今カードリニューアル中に伴いクレジットカードの申し込みは行なっておりません。
カード発行開始は2023年5月からとなっていますのでご注意下さい!
まとめ
今回はJR東海が提供している新幹線予約システム「エクスプレス予約」をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?今回の解説で多少なりともエクスプレス予約の内容を知ってもらえればと思います。個人的には2023年5月以降に発行が開始されるJR東海エクスプレス・カードの発行が楽しみです。今後も新しい情報が入り次第解説します。
是非ご覧下さいね!
以上で終了になります。最後までご覧くださりありがとうございました。
参考サイト
JR東海
エクスプレス予約