今回は前回に続きデビットカードのご紹介をします。
デビットカードの可能性について皆さんも知ってもらいたいと思いますので是非最後までご覧下さいね!
今回紹介するデビットカードはこれ!!
- 三井住友銀行発行
『Olive フレキシブルペイ』 - 楽天銀行発行
『楽天デビットカード(VISA・MasterCard・JCB)』
『楽天ゴールドデビットカード(VISA)』
それでは行きましょう!
三井住友銀行発行
『Olive フレキシブルペイ』
2枚目にご紹介するのは三井住友銀行発行の次世代型フレキシブルペイサービス「Olive」です。
Oliveに関しては別途詳しくご紹介していますが、今回は簡単におさらいします。
Olive フレキシブルペイは単なる「デビットカード」では無い
Olive フレキシブルペイは「クレジットカード」「キャッシュカード」「デビットカード」「ポイント払いカード」が一体となった次世代型カードになります。
Olive フレキシブルペイ一番の決済手段は「デビットカード」にあり、クレジットカードモードを利用しなくても問題ないように設計されているカードになります。
Olive フレキシブルペイは3ランク制
Olive フレキシブルペイはクレジットカード機能も有するカードの為、ステータスカードの発行があります。カードランクは「一般」「ゴールド」そして「プラチナ」です。
年会費はそれぞれ「無料」「5,500円」「33,000円」と年会費にかなりの差が出るのが特徴です。
基本的には「キャッシュカード」「デビットカード」「ポイント払いカード」として利用、追加でクレジットカード」としても利用可能になっているスタンスのカードの為非常に魅力絵的な特典が満載のカードになります。
まずはOlive フレキシブルペイの基本スペックについて簡単にご紹介します。
Olive フレキシブルペイの基本スペック
Olive フレキシブルペイ | Olive フレキシブルペイ ゴールド | Olive フレキシブルペイ プラチナ プリファード | |
年会費 | 無料 | 5,500円(税込) | 33,000円(税込) |
申し込み条件 | 18歳以上の方 | 20歳以上の方(学生を除く) | 20歳以上の方(学生を除く) |
国際ブランド | VISA | VISA | VISA |
基本還元率 | 0.5% | 0.5% | 1.0% |
獲得ポイント | Vポイント | Vポイント | Vポイント |
交換可能先 | ・ポイント利用 ・各種マイル交換 ・他サービスポイント利用 | ・ポイント利用 ・各種マイル交換 ・他サービスポイント利用 | ・ポイント利用 ・各種マイル交換 ・他サービスポイント利用 |
カードタッチ決済 | 対応 | 対応 | 対応 |
Apple Pay | 対応 | 対応 | 対応 |
Google Pay | 対応 | 対応 | 対応 |
海外旅行保険 | 最高2000万円(利用付帯) | 最高2,000万円(利用付帯) | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | ー | 最高2,000万円(利用付帯) | 最高5,000万円円(利用付帯) |
ショッピング保険 | ー | 年間300万円 | 年間500万円 |
盗難・紛失補償 | あり | あり | あり |
その他付帯サービス (全ユーザー) | ー | ー | ー |
その他付帯サービス (クレジットカード利用ユーザー) | ・コンビニ最大10%還元 ・家族ポイントサービス ・学生ポイントサービス ・選んだショップポイントアップ | ・国内空港ラウンジサービス ・コンビニ最大10%還元 ・家族ポイントサービス ・選んだショップポイントアップ | ・国内空港ラウンジサービス ・プラチナ特典 ・利用金額ボーナス ・コンビニ最大10%還元 ・家族ポイントサービス ・選んでポイントアップ |
Olive プレキシブルペイの特徴は3つ
- クレジット払いも可能な利便性
- 年間2,000万円の海外旅行保険付帯
- ポイントをそのまま利用可能
※今回はデビットカードとしてのご説明を行います。
Olive プレキシブルペイに関してはクレジットモードも併用する事で真の力を発揮する仕様になっていますが、今回はあくまでもデビットカードとしてのご紹介です。
クレジット払いも可能な利便性
Olive プレキシブルペイにはオプションとしてクレジット払いが用意されている為、必要に応じてクレジット払いも可能になっています。
デビットカードのデメリットであるETCや航空券等のチケットが購入出来ない点などを上手く補う事が可能になっています。
クレジット払いの場合にはコンビニ10%還元や家族ポイント等の高ポイント獲得特典等も利用可能ですが、デビット支払い主体で一部クレジット払いと言うスタンスでも十分に便利な仕様となっています。
例えば少額決済、日常利用はデビットモードで、高額商品を分割で購入したい場合にはクレジットモードで利用する。なんて利用方法も可能です。
ユーザーの利用しやすい方にいくらでも変更可能なのは非常に大きな魅力ですね。
年間2,000万円の海外旅行保険付帯
Olive プレキシブルペイには海外旅行保険が付帯しています。
この海外旅行保険は通常三井住友カードの特典ですのでデビットカードには付帯しませんが、
Olive プレキシブルペイの場合は異なります。年会費無料のOlive プレキシブルペイ一般を発行しても年間2,000万円の海外旅行保険が付帯するのです。これは他のカードには無いかなり魅力的な特徴です。
Olive プレキシブルペイの旅行保険は全て三井住友カード管轄になっています。
デビットカードの旅行保険はかなり使いずらい事で有名ですが、クレジットカード会社主体の旅行保険は迅速に対応してくれます。
旅先でいち早く補償情報等を知りたい方には非常に魅力的な旅行保険の仕組みになっています。
ポイントをそのまま利用可能
Olive プレキシブルペイにはポイント払いモードが設定されています。
これは支払いモードを変更する事で通常通り決済を行いつつも貯まったポイントで支払いを行う事が可能な画期的なシステムです。
デビットカードモードでは0.5%〜1.0%還元、ポイント払いモードは一律0.25%還元の為、最低でも0.75%還元になるのが特徴です。
その他Apple PayやGoogle Payに対応しているのもポイントですね。
クレジット払いもデビット払いもカード番号が同じなのですが、基本的にはデビットカードとして機能するような設計の為クレジット払い利用時に多少の支障が出る可能性があります。
Olive プレキシブルペイの弱点
- デビットカードとして利用するならゴールド・プラチナは不要
- 使いずらい完全ナンバーレス仕様
- コロコロ支払い方法を変更するとトラブルかも
デビットカードとして利用するならゴールド・プラチナは不要
Olive プレキシブルペイはクレジットモードとデビットモードを併用する事を前提として設計されている為、クレジットモードを利用しない方にとってはサービスや特典に不満を覚える方もいるはずです。特に年会費5,500円のゴールドカードや33,000円のプラチナプリファードはそのほとんどをクレジットモード利用時の特典に当てている為、デビットカードとして利用すると非常に満足感の低いカードに大変身します。
他のデビットカードとは大きく異なるのがこのモード選択でしょう。
使いずらい完全ナンバーレス仕様
Olive プレキシブルペイにはカード番号、口座番号、署名欄まで一切ありません。
クレジットカードならともかくデビットカード、キャッシュカードとして利用する際にカード番号が一切無いのはかなり面倒です。なおカード発行時にクレジット・デビットカード番号を表示させる事も可能ですが、デフォルトは完全ナンバーレスのようです。
最近の主流はナンバーレスカードですが、ナンバーレスになればなるほどにスマートフォンの存在が大きくなります。スマホを持ち歩かない方や老人の方などにはかなり使いずらい仕様になっているのが事実です。またOlive プレキシブルペイの場合はカード発行時に別途カード番号や口座番号がかかれた紙製のカードが付いてきます。デビットカード本体は最悪なくしても問題ありませんが、この番号記載のカードはなくしたら終わりです。管理には最新の注意を払いましょう。
[/word_balloon]支払いモードを簡単に変更可能だが、それが故のトラブルも
Olive プレキシブルペイには3つの支払いモードがありますが、
支払いモードを頻繁に変更すると支払いモードを変更する事が出来なくなる可能性があります。
事前に準備しておけば何ら問題ないのですが、支払い直前に変更すると更なる変更が出来なくなる可能性がありますので注意してください
Oliveに関しての説明は以上で終了になります。
いかがでしたでしょうか?
Olive プレキシブルペイに関しての詳しい説明と発行方法は三井住友カードの公式サイトをご覧ください。
https://www.smbc-card.com/olive_flexible_pay/index.jsp
Olive フレキシブルペイのステータスカード(ゴールド・プラチナ)は初年度無料キャンペーンを実施しています。
対象期間は9月30日までとなっているで口座開設、フレキシブルペイ発行をご希望の方は是非ご利用下さい!
それでは最後のご紹介
楽天デビットカードをご紹介します。
楽天銀行発行
『楽天デビットカード(VISA・MasterCard・JCB)』『楽天シルバーデビットカード(VISA)』『楽天ゴールドデビットカード(VISA)』
楽天デビットカードは国内最高峰のネット銀行、楽天銀行が発行しているデビットカードになります。カードランクは「ベーシックカード」「シルバーカード」「ゴールドカード」の3ランク制、
対応国際ブランドはVISA・MasterCard・JCBです。
まずは各カードの基本スペックについてご紹介します。
楽天デビットカードの基本スペック
楽天デビットカード ベーシック | 楽天デビットカード シルバー | 楽天デビットカード ゴールド | |
年会費 | 無料 | 2,200円(税込) | 5,500円(税込) |
申し込み条件 | 18歳以上の方 | 18歳以上の方 | 18歳以上の方 |
国際ブランド | VISA MasterCard JCB | VISA | VISA |
基本還元率 | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
獲得ポイント | 楽天ポイント | 楽天ポイント | 楽天ポイント |
交換可能先 | ・ポイント利用 ・各種マイル交換 ・他サービスポイント利用 | ・ポイント利用 ・各種マイル交換 ・他サービスポイント利用 | ・ポイント利用 ・各種マイル交換 ・他サービスポイント利用 |
カードタッチ決済 | 対応 | 対応 | 対応 |
Apple Pay | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
Google Pay | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
海外旅行保険 | ー | ー | 最高1,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | ー | ー | 最高1,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | ー | 年間30万円 | 年間30万円 |
盗難・紛失補償 | ー | あり | あり |
その他付帯サービス | ー | VISAゴールド特典 | VISAゴールド特典 |
楽天デビットカードの特徴はこれ!
- 利用用途に応じてカードランクを選べる、ゴールドステータスカードも発行可能
- 還元率は1.0%の高還元率
- 一般カードは豊富な国際ブランドから選択可能
利用用途に応じてカードランクを選べる、ゴールドステータスカードの発行も可能
楽天デビットカードにはベーシックカードの他にシルバーカード、ゴールドカードが用意されています。クレジットカードでもないのでゴールドデビットカードの発行を行なっているのはかなり魅力的なのではないでしょうか?
またシルバーカード、ゴールドカードを選んだ場合はVISA公式のゴールドカード特典「VISAゴールド特典」が利用可能です。
空港クロークサービスやその他レストラン優待、VISAお取り寄せモール等のゴールド特典をデビットカードで利用可能です。自身の利用頻度や利用価値に応じてカード種別を選択出来るのは非常に便利ですね。
楽天カード発行の「楽天ゴールドカード」は年会費2,200円の為、楽天ゴールドデビットカードの方が年会費が高い事になります。ですが、ベーシックカードからゴールドカードまで幅広いユーザーを対象にしたデビットカードはそうそうありません。
プラチナデビットカードなんて要らないよと言う方や楽天銀行をメイン銀行に利用していてクレジットカードの利用に抵抗がある方にはもってこいのデビットカードです。
還元率は1.0%
楽天デビットカードの基本還元率は1.0%、これは楽天カード発行の「楽天カード」と同じ還元率です、しかし楽天カードは利用先に応じて還元率が大幅にダウンする一方楽天デビットカードは限られた利用先以外のほぼ全ての利用先で還元率1.0%還元を叩き出します。
電子マネーへのチャージや税金等の支払いを行う場合には絶大な威力を発揮するのが楽天デビットカードです。ちなみにベーシックカードでもゴールドカードでの還元率は変わりません。
ゴールドカード特典に興味のない方はベーシックカードを作成すれば十分だと思います。
ちなみにメガバンク系のデビットカードと比較すると「三井住友銀行 フレキシブルペイが還元率0.5%」「三菱UFJ銀行発行の MUFGデビットは還元率0.2%」「みずほ銀行発行のみずほJCBデビットは還元率0.2%、最高でも0.4%」となり楽天デビットカードは何もしなくてもメガバンク系デビットカードの2倍以上ポイントが貯まる事になります。
[/word_balloon]豊富な国際ブランドから選択可能
楽天デビットカードは国内唯一の3ブランド選択可能デビットカードになっています。選択可能なのはベーシックカードのみで、シルバーカード、ゴールドカードを選択する場合はVISAブランド一択になっていますが、ベーシックカード選択時には「VISA・master・JCB」から選択可能になります。MasterCardはコストコで利用可能に、VISAは世界中で、JCBは安心のプラットフォームを提供してくれます。
日本国内発行のデビットカードで一番多いのは「JCBブランド」次に「MasterCardブランド」です。VISAブランドも探せばありますが、同時に2つ以上の国際ブランドデビットカードを発行しているのは楽天デビットカードのみになります。
[/word_balloon]楽天デビットカードの弱みはこれ
- ショッピング補償はシルバーカードから
- ポイントアッププログラム対象外
- Apple Pay・Google Pay非対応
ショッピング補償はシルバーカードから
楽天デビットカードのベーシックカードにはショッピング補償が付帯しません。
年間30万円のショッピング補償を付帯させるにはシルバーカード以上のデビットカードを発行する必要があります。せっかく商品を買ったのに壊れていた、突然の自然災害で壊れてしまった、そんな時に補償してくれるのがショッピング補償ですのでスタンダードで付帯していないのは弱みの1つになります。
ショッピング保険はネット通販主体の買い物をする方が多くなった今では準必須サービスの1つになっていますね。
ネット通販は良い人ばかりではありません。騙そうとする方も大勢います。
届いていたら壊れていた、商品が届かない、などなど被害にあう方法は無限大です。
特にデビットカードの場合は即時引き落としされますので、支払い完了と同時に資産が減ります。その為被害にあった場合にリカバリー不能になるケースが後を経たないのでショッピング保険が付帯されているデビットカードを選ぶ事をおすすめします。
ポイントアッププログラム対象外
楽天デビットカードにはポイントアッププログラムが適用されません。いくら楽天経済圏を利用しているからと言ってもデビットカード支払いですと還元率は一向に上がりません。
基本還元率が良いだけにポイントアッププログラムが適用されないのはかなり残念なポイントの1つです。
楽天には非常に重要なポイントアッププログラムがありますよね。
Apple Pay・Google Pay非対応
通常のデビットカードはもちろんApple Pay・Google Pay非対応です。
しかし今回紹介しているような最新鋭のデビットカードのように追加機能や特典争いをしている中ではかなりの弱みになるでしょう。
ここ1.2年のデビットカードはスマートフォンと組み合わせて利用するのを前提として設計されています。その為デビットカード単体での運用を前提としている楽天デビットカードはカード設計自体が古いと言わざるおえないでしょう。
Apple Pay・Google Pay非対応な点は弱みですが、カード番号や口座番号が明記されているのは個人的には嬉しいポイントです。常にスマホを持っているわけでは無い方にとっては便利かもしれませんね。
[/word_balloon]楽天デビットカードのご紹介は以上になります。いかがでしたでしょうか?
クレジットカードの代わりになる非常に便利なカードになりつつあるデビットカードの今後に期待したいですね。
まとめ
今回はクレジットカードの代わりになりそうなデビットカードをご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?Apple PayやGoogle Pay等のスマホ決済やタッチ決済などにも対応しているデビットカードも増えてきましたのでクレジットカードの必要性を感じずらくなってきた方も多いのではと予想します。
今後は一部後払い可能なデビットカードが誕生したり、今流行りの低与信クレジットカードと合わさったデビットカードが誕生するかもしれません。
また新しいカードが誕生次第ご紹介します。
それではまたお会いしましょう!
参考サイト
三井住友銀行
三井住友カード
https://www.smbc-card.com/index.jsp
楽天銀行