今回は学生さん向けの記事『学生さんのクレジットカード審査」についてご紹介しようと思います。
初めてのクレジットカードを大学生で作る方が増えてきた今日この頃、クレジットカードの審査で失敗しない為のコツと知識を身につけてもらえればと思います。それでは行きましょう!
学生さんのクレジットカード保有率は年々上昇傾向
大学生や専門学生のうちはクレジットカードは必要無いと思っている親御さんが多いですが、実際の所学生さんのクレジットカード必須率は年々上昇しています。その関係か自然とクレジットカードを持つ学生さんが増えてきているのも事実です。
日本クレジットカード協会が調査した資料によると2021年度の時点で大学生のクレジットカード保有率は61%、よって2023年はさらに保有率が上がっていると予想できます。またクレジットカード保有者の役8割に当たる81%の方が『自分名義』のクレジットカードを保有しています。
このように学生のクレジットカード保有率は年々上昇している事がわかります。
本題
学生はクレジットカードが作り易いのか??
答えは「作り易い」です。
それはなぜでしょうか?
仕組みも踏まえてご紹介します。
学生さんのクレジットカード審査は「ゆるい」
初めての講義、初めてのサークル、初めてのクレカ審査、なんでも初めては緊張するものです。
クレジットカードの審査は特に「審査中です」と表示される事から緊張する方が多いですね。「名前は大丈夫か?」「住所は間違ってないか?」
口座振替はするのか?考える事は非常に多いと思います。
そんな方に朗報です。
「学生さんのクレジットカード審査はかなり緩い」です。
なぜゆるいのか??気になりますよね。
しっかり解説するので最後までご覧ください!
まず学生さんは「親御さんの収入が安定している可能性が高い」事から「学生さん自身で支払いが出来ない→親御さんに支払いを求められる」と言う事になるケースが多いため、カード会社は「とりあえずカードは発行する」と言う決断を下す事が多いからです。
また日本の法律上、限度額が30万円以下であれば支払見込調査等の審査項目をパスする事が可能になっている事から30万円以下の限度額に設定されている学生さん用カードは審査に通り易い傾向にあります。
支払可能見込額とは
支払可能見込額は年収を元に計算し、クレジットカードの支払いに充てる事が可能な金額を算出する事です。
主な計算方法は以下の通りです。
支払見込額=年収ー生活維持費ークレジット債務
・生活維持費は本人のみの場合は90万円になります。(養っている方がいる場合は多少上がります)
・クレジットカード債務は申込時点で支払ってないクレジットカードの金額です。
支払見込額の9割がクレジットカード限度額上限となる事からカード会社1社で年収を上回るような限度額になる事はまずありません。
<one point>
ちなみに扶養内の学生さんが稼げる金額年間103万円を上記の公式に当てはめると
103万円ー90万円ー0万円(残債無し)=13万円×0.9 → 11.7万円となりMAX11万円の限度額となります。
これでは生活出来ないでしょ、だから限度額30万円以下であれば上記の計算をしなくても大丈夫だよ!!となっているのです。
これは政府に感謝です。
以上の観点が学生さんのクレジットカード審査ハードルを下げている理由になります。
近年は従来のクレジットカードなどの金融サービスには該当しない「少額割賦販売法」などを利用したサービスなども普及してきていますのでますます学生さんのクレジットカード審査ハードルは下がるのではと思います。
続いて学生さんがクレジットカードを申し込む上での注意点についてご紹介します。
まず最初に一般的に言われているクレジットカード申込時の注意点についてざっくりご紹介します。
<一般的な注意点>
- 一度にたくさん申し込まない(多重申込)
- 申告ミス(虚偽申告)
以上の2つが主な注意点です。
多重申込や申告ミスについては別途記事にてご紹介していますので是非ご覧ください。
では学生さんの場合はどうでしょうか?
学生さんの申込では上記の注意点はもちろんの事、以下の内容にも注意して下さい
- 年収
- 家族構成
- クレジット債務
この3つの事に注意して下さい
理由を解説します。
<年収>
カード会社は扶養に入っているのかいないのかを非常に詳しく調査します。
年収100万円の学生兼アルバイトの場合は扶養内になる為審査通過率が上がります。
一方年収200万円の学生兼アルバイトの場合は扶養外の学生となり、何をしているのかが判断出来ません。
その為属性を学生して提出する場合には年収をしっかりと扶養内にして申し込むようにしましょう。
<家族構成>
クレジットカードの申込には家族構成などの情報も書き込まないといけません。
特に家族構成については誰が世帯主で誰が家賃を支払っているのかなど『生活維持費の出所関係』を間違え記入すると審査に通らない可能性が高くなるので注意して下さい。
<クレジット債務>
クレジットカード債務について先ほどご紹介しましたが、未払いのクレジットカード利用金額の事についてです。
基本的には今あるクレジットカードの利用金額から利用可能額を差し引いた金額がクレジット債務に該当します。
クレジット債務に関してはカード会社は共有情報の中からすぐわかる為嘘ついてもすぐにばれます。
これを虚偽申告と言い何度も虚偽申告をするとブラックリスト行きになる可能性もある『かなり重要』な内容になります。
最後に『学生さんがクレジットカードを申し込む場合のコツ』についてご紹介します。
学生さんがクレジットカードを申し込む際のコツは全部で4つ!
- 年収は扶養内に収めよう!
- 作り易いクレジットカードから作ろう!
- オンライン口座登しよう!
- 『学生向けプロモーション』から応募しよう
<年収は扶養内に収めよう!>
クレジットカードの年収は自己申告です。
またカード入会後に修正が可能です。年収の虚偽申告はバレにくいですが、多く見積もるのも少なく見積もるのもやめましょう。
もしSNSでの収入や高収入アルバイト等で年収が扶養を超えている方は「アルバイト・パート」で申し込むと良いでしょう。
<作り易いクレジットカードから作ろう>
クレジットカードにはゴールドカードやプラチナカード、また発行している発行機関によって審査難易度が大きく異なります。
クレジットカードを利用し続けていれば最後には大体のクレジットカードが作れるようになりますが、初めてのクレジットカードを作るのであれば
審査に通り易いクレジットカードから作るようにしましょう。
エポスカード、セゾンカード、イオンカード、などなど、作り易いクレジットカードはこの世にごまんとあります。
作り易いクレジットカードから作るようにしましょう!
<オンライン口座振替をしよう>
クレジットカードを作成する際に重要なのがオンライン口座振替です。
オンライン口座振替は引き落とし口座の登録と同時に本人確認手続きも同時に済ませる事が可能です。
学生さんのクレジットカード作成時には本人確認が非常に重要になってくる事からオンライン口座振替を済ませておく事をお勧めします。
<学生向けプロモーションから応募しよう>
https://www.smbc-card.com/camp/student-point/index.html
クレジットカードには「学生向けクレジットカード」や「学生専用クレジットカード」など学生優遇措置をとっているクレジットカードがたくさんあります。
その手のクレジットカードは学生向けプロモーションを頻繁に作っていますので学生向けプロモーションからカード入会手続きを取ると非常にスムーズに発行出来る場合が多いです。
一方ポイントサイト経由や紹介コード付き広告などを通してカード入会すると審査通過率が変化する場合がありますので注意してくださいね。
<個人的におすすめする『学生さんでも審査高通過率のクレジットカード3選』>
『エポスカード』
エポスカードは学生さん御用達のクレジットカードです。
大手商業施設マイルやマイル関連施設で利用可能な上頻繁にポイントアップキャンペーンを実施しています。一枚持っておくには非常に便利なクレジットカードです。是非参考にしてみて下さい!
エポスカードは年間50万円以上利用するとエポスゴールドへのインビテーションが来る場合があります。
学生のうちでもインビテーションが来る方は大勢いますので是非メインカードにしてエポスゴールドカードのインビテーションをもらいましょう!
『イオンカード』
イオンカードはイオングループが発行しているクレジットカードになります。
イオングループ内でお得になる他実は優待等のサービスも充実しているのが特徴です。
イオンカードは『イオンカード』と『イオンカードセレクト』があります。
セレクトにする場合はキャッシュカードとクレジットカードが1枚のカードにまとめられどちらかを忘れる事が無くなります。集約された便利なカードですが引き落とし口座がイオン銀行のみになるので注意が必要です。
『SAISON CARD digital』
セゾンカードデジタルは日本で最初にデジタルカードを発行したクレジットカードです。
カード番号からセキュリティーコード、有効期限に至るまで全てスマホ上で表示させる事が可能なかなり珍しいクレジットカードです。
最短5分で利用可能になる即時発行にも対応しているので是非ご参考にして下さい!
アドバイス
SAISON CARD digitalはオンラインで完結させる事も可能ですが、プラスチックカードの発行もある珍しいカードです。
また利用限度額に関してもセゾンカードは高額になる事が多いです。
<最後に>
ここ数年で学生さんのクレジットカード保有率が一気に上昇しました。
クレジットカードはキャッシュレス生活を送る上で欠かせない非常に重要かつ便利なアイテムですが、光がある所には必ず影があります。
実際に学生さんのクレジットカードに関するトラブルも急増しているのが現状です。
クレジットカードは便利ですが、怖さも兼ね備えているアイテムと言う事を十分理解した上で利用してほしいです。
今回はこれで終了です。
いかがでしたでしょうか。クレジットカードの良い面を中心にお伝えした為クレジットカードに興味を持った方もいらっしゃると思います。
正しく使えば非常に便利なアイテムですので是非皆さんも正しいキャッシュレスライフを送ってみて下さいね!