三井住友銀行「Olive」カードのステータスを自由に変更可能に。

三井住友銀行と三井住友カードは2024年4月8日より同社提供のフレキシブル決済サービス「Olive」のアカウントステイタスを変更可能にすると発表した。従来では一度解約した上で再度申し込む必要があったが、今後は三井住友銀行のアプリケーションから自由に変更が可能となる。
今回は従来からの進化点と注意点についてご紹介する。

Oliveとは

Oliveは三井住友銀行と三井住友カードが提供しているフレキシブル決済サービスである。
クレジットカード、デビットカードに加えてポイント払いやキャッシュカードとしての機能も有する同サービスは発表当時から非常に高い人気を誇っているカードの1つになる。
三井住友銀行のアプリから申し込みが可能であり、クレジットカードモードは三井住友カードの審査に通過した場合のみ追加される機能となる。
通常はクレジットカードモード、デビットカードモードでの利用となるが、ポイント払いでも支払いが出来るのは非常に大きな魅力ポイントだ。

今までの大きな欠点

便利なOliveアカウントだが致命的な欠陥を抱えていた。
それが「アカウントのステイタスチェンジが出来ない点」である。よくある失敗としてはこうだ

「ゴールドステイタスを申し込みクレジットカードモードの審査に通らなかった」

この場合だと年会費5,500円のデビットカードが誕生する事になる。Oliveアカウントはゴールドカードのような見た目をしているが、
クレジットカードモードの審査に通らないとゴールドカードとしての役目を果たさない非常にややこしいカードだ。

「一般からゴールドステイタスにしようと思って再度契約したら審査に落ちた」

Oliveアカウントのクレジットカードモードは三井住友カードの他のカードと同じ審査になる為一般カードを申し込んですぐにゴールドステイタスに切り替えたりすると審査落ちする場合がある。この場合も年会費5,500円のデビットカードの爆誕となる。

いずれの場合も「クレジットカードモード」が絡んでいる事がわかるようにOliveの仕組みをややこしくしているのはクレジットカードモードである。だがまあ仕方ない一面もある為これまで利用者はサービス内容に従って利用するしかなかったのが現状である。

これからは違う

2024年4月8日からOliveユーザー待望のステイタスチェンジが可能となった。
三井住友銀行のアプリから変更をかければそのまま新ステイタスのサービスを利用する事が可能となる。

「新たなサービス」

・特に無い
 がステイタスチェンジが可能なため「一般→ゴールドステイタス」や「プラチナ→ゴールド」等のチェンジがスムーズに可能となった。

ここからが注意点

このサービス変更実はとんでもない注意点を隠し持っている。
それが

ステイタスチェンジを申し込んだ場合再度審査を行いカードを発行します」である。
つまり「一般からゴールドステイタスにチェンジを申し込んだ場合はその瞬間に審査をし、通過すればクレジットカードモードつきカードが、審査落ちすれば有料デビットカードの爆誕」となるわけである。
これは非常にトラップだと私は思う。

また以下のような注意点も付け加えられていた。

  • ランク切替え後にクレジットモードをご利用いただくためには、再度の審査が必要です。審査の結果、クレジットモードの利用を制限させていただく場合がございます。この場合には、クレジットモードがついていないカードを発行いたします。審査の結果、クレジットモードがご利用いただけない場合でも、選択したランクの年会費が発生します。
  • ランク切替え前のクレジットモードにて「ETCカード」、「PiTaPa」、その他付帯カードなどをすでにお持ちの場合および、「マイ・ペイすリボ」、「キャッシングリボ」をすでにご利用いただいている場合は、ランク切替え後に切替え後のクレジットモードにて再度お申し込みが必要です。
  • PiTaPaカードをご希望の方は、約2ヵ月経過後に新規でお申し込みください。
三井住友カードより

まあでもよく考えれば一般カードからゴールドカードへの切り替え時も普通に審査していたなと、、、

だがPiTaPaの再度申し込み制限が発生するのは関西在住の身としてはちょっと痛い。まあ関東民は問題なさそうだが、

何かと文句を言い続けているが筆者Oliveアカウントを非常に気に入り愛用している身なので今後もOliveアカウント関連の情報はどんどん上げていく予定だ。

今回はステイタスチェンジのメリットと注意点についてご紹介した。
気になる方はぜひ参考にしてくれると幸いだ。

この記事は以上で終了とする。
最後までお付き合い頂いた事に感謝する。

参考サイト

三井住友銀行

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