三井住友カード株式会社は先月末に同社発行の三井住友カードのカードを海外で利用する際の海外事務手数料を2.2%から3.63%に値上げする事を発表した。海外旅行時のネックともなる海外利用手数料だがここにきて国内最大手カード会社がチャレンジとも言える賭けに出てきたのはなぜなのか?
今回は消費者が直面する問題もふまえつつ解説していこうと思う。
2.2%から3.63%はどんぐらい違うのか?
まず今回の発表で改定された三井住友カードの手数料について
具体的な金額を元にどれぐらい違うのか説明しよう
1ドルを150円で計算した場合、100ドルの商品を海外で購入した場合は
日本円で15,000円になる。
ここまでは通常通りだ。
クレジットカードの事務手数料はここから数%の事務手数料が発生する。
従来の2.2%だった場合は330円となり330円が15,000円に追加されて
最終的な支払は15,330円となる。
これが新手数料の3.63%になるとどうなるか、
手数料は330円から544円に上がる。
その幅214円。
これを大きいととらえるか海外で日本のカードが使えると言うことに重きを置いて大きくないと捉えるかは個々によると思うが
金額が大きくなってくると無視できない金額の差になると個人的には思う。
100ドル購入時 (1ドル150円で計算) | クレジットカード 旧手数料(2.2%) | クレジットカード 新手数料(3.63%) | デビットカード 旧手数料(3.05%) | デビットカード 新手数料(3.63%) |
商品決済 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 15,000円 |
事務手数料 | 330円 | 544円 | 475円 | 544円 |
最終請求金額 | 15,330円 | 15,544円 | 15,475円 | 15,544円 |
海外旅行時に現地決済額がトータル1万円や2万円の方は殆どいない。
家族旅行の際には10万円や20万円程度は使われるご家庭も多いとおもう。
決済金額が大きくなると手数料として払う金額も上がるわけであり20万円利用時の手数料は7220円になる。
払えなくはないが気にしなくても良い金額ではないはずだ。
ちなみに手数料を大幅に上げているのは三井住友カードだけではない。
ほぼ全てのカード会社が手数料を軒並み上げている。
具体的な例として挙げるのであれば
・三菱UFJカード 改定後3.85%
・楽天カード 改定後2.20%
・エポスカード 改定後2.20%
今クレジットカードの手数料はガンガン上がっている。
クレジットカードの手数料は今どんどん上がっている。
これはVISAやmastercardなどの国際ブランドに支払う手数料の増加、その他送金手数料等が高騰してとの事らしい。
つまり今後手数料が下がる事はほぼないと言える。
海外で高額なものを購入する事が無くても手数料削減の為に何か手を打つ時がくるかもしれない。
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Revolutのどこがすごいのか?
それは「先に無料で両替しておける点」にある。
ここまでクレジットカードの話をしてきましたがなぜ手数料がかかるのか?
それは海外旅行時に「日本円で取引している」からである。
現地通貨で取引すれば手数料も何もいらない。
よって事前に現地通貨に両替したうえで支払えばたとえカードであろうと手数料は皆無
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今回は三井住友カードの海外事務手数料の値上げをご紹介した。
日本は急速に円高雰囲気が増して海外需要が増えそうなので「安く」「気軽に」「お得に」旅ができるような情報を発信していく
今回は以上になる。
最後までお付き合い頂き感謝する。
参考サイト