今回は住信SBIネット銀行発行のゴールドカードである「ミライノカード GOLD」「ミライノカード travelersGOLD」の2種類を徹底比較していきます。
カード券面こそ同じな2種類のカードですが、年会費から優待まで全く違うカードです。
貴方にあったカードはどっち?是非最後までご覧ください!!
まず住信SBIネット銀行について
住信SBIネット銀行は国内最大級のネット銀行です。
スマホとの連携を駆使してネット銀行としても非常に使いやすい銀行として非常に人気の高い銀行です。住信SBIネット銀行はネット銀行の為銀行支店が存在しませんが独自のランクである「スマプロランク」を用いてコンビニATMの無料入出金回数を最大で月20回まで行う事ができます。
このスマプロランクは今回紹介するカードにも影響するので頭の片隅に入れておいてください
ミライノカードについて
ミライノカードは住信SBIネット銀行のクレジットカードブランドです。
カードランクは「スタンダード」「ゴールド」「プラチナ(JCBのみ)」の3ランク制
ゴールドランク以上のカードは住信SBIネット銀行はランクアップサービスがあります。
ミライノカードは「旅行に強いカード」として有名です。充実した旅行保険に空港ラウンジサービスなど様々な旅行関連のサービスがあります。
簡単カード紹介
ミライノカード GOLD(JCB)
ミライノカード GOLD(JCB)はミライノカードのゴールドランクカードです。
年会費は銀行系としては驚異の3,300円、旅行保険は充実しているけどショッピング保険はいまいちな旅行特化型カードです。またQUIC Pay一体型な点や家族カードの発行がない点も特徴的なカードになっています。
ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)
ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)はミライノカードのゴールドランクカードです。
年会費は11,000円と上記ミライノカード GOLD(JCB)と比較するとかなり高額になっているのが特徴です。このカードも強みは「旅行」特に「海外旅行」に強いです。家族特約付きの旅行保険や、高級ラウンジの利用サービスである「LoungeKey」の提供もあります。
国内におけるLoungeKeyを無料で利用できるカードはほかにありません。海外旅行に行くのであれば非常におススメのクレジットカードです。
カード比較(年会費、カードスペック等)
年会費や申し込み条件などは各カードによって大きく異なります。
ミライノカード GOLD(JCB) | ミライノカード travelers GOLD(MasterCard) | |
年会費(本会員) | 3,300円 年間100万円利用で翌年度年会費無料 | 11,000円 |
年会費(家族会員) | 発行無し | 無料 |
申し込み条件 | 20歳以上(学生不可) | 高校生を除く18歳以上の方 (大学生・専門学生可能) |
発行会社 | 株式会社JCB | 株式会社ライフカード |
国際ブランド | JCB | MasterCard |
カード還元率 | 1.0%~ | 1.2% |
Apple Pay | 対応 | 対応 |
Google Pay | 非対応 | 非対応 |
タッチ決済 | QUIC Pay(内蔵型) | 非対応 |
3Dセキュア | 対応 | 対応 |
「ミライノカード GOLD(JCB)」の特徴
「ミライノカード GOLD(JCB)」は住信SBIネット銀行のカードですが、審査発行自体は株式会社JCBが行っています。JCB審査のため発行難易度はかなり高いと思われます。
また「ミライノカード GOLD(JCB)」は家族カードの発行が出来ません。その分年会費は3,300円(税込)と他ゴールドカードに比べて格段に安くなっています。
「ミライノカード GOLD(JCB)」はQUIC Pay内蔵型カードです、カードを端末にタッチするだけでQUIC Pay決済できます。カード単体でもタッチ決済できるのは非常に便利です。
(JCBコンタクトレス決済には対応していません)
「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」の特徴
「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」は審査発行を株式会社ライフカードが行っています。ライフカード自体はあまり審査難易度の高いカード会社ではありませんが、ゴールドカードの為一定の信用は求められるでしょう。年会費は11,000円とミライノカード GOLD(JCB)に比べると3倍以上しますが、家族カードの発行は可能になります。
カード比較(旅行関連)
旅行関連のサービスや付帯保険を比較していきます。
付帯内容、補償金額、loungeサービス等に違いがあります。
海外旅行保険 | ミライノカード GOLD(JCB) 本会員 | ミライノカード GOLD(JCB) 家族会員 | ミライノカード travelers GOLD (MasterCard) 本会員 | ミライノカード travelers GOLD (MasterCard) 家族会員 |
付帯区分 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害補償 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害治療補償 | 最高500万円 | 最高250万円 | 最高500万円 | 最高250万円 |
疾病治療補償 | 最高500万円 | 最高250万円 | 最高500万円 | 最高250万円 |
賠償責任補償 | 最高5,000万円 | 最高2,500万円 | 最高5,000万円 | 最高2,500万円 |
携行品損害補償 | 年間50万円 | 年間25万円 | 年間50万円 | 年間25万円 |
救援者費用 | 最高300万円 | 最高150万円 | 最高300万円 | 最高150万円 |
国内旅行保険 | ミライノカード GOLD(JCB) 本会員 | ミライノカード GOLD(JCB) 家族会員 | ミライノカード travelers GOLD (MasterCard) 本会員 | ミライノカード travelers GOLD (MasterCard) 家族会員 |
付帯区分 | 利用付帯 | 利用付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害補償 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
入院保険日額 | 4,000円 | 2,000円 | 4,000円 | 2,000円 |
通院保険日額 | 2,000円 | 1,000円 | 2,000円 | 1,000円 |
その他付帯サービス | ミライノカード GOLD(JCB) | ミライノカード travelers GOLD(MasterCard) |
国内空港ラウンジサービス | ・国内主要空港 ・ホノルル空港 | 国内主要空港 |
海外空港ラウンジサービス | 無し | LoungeKey ※年間6回まで無料 |
ショッピング保険(海外) | 年間50万円 ※自己負担金10,000円 | 年間50万円 自己負担金10,000円 |
ショッピング保険(国内) | 無し | 無し |
ショッピング保険(スマリボ登録時) | 年間100万円 ※自己負担金3,000円 | 登録制度無し |
スマプロランク優待 | 2ランクアップ | 2ランクアップ |
ローン金利優待 | 0.1%引き下げ | 無し |
その他サービス | ・JCBプラザコールセンター(海外) ・空港免税店割引サービス ・JCB紛失・盗難海外サポート ・空港宅配優待サービス ・海外レンタカー優待 | カード会員補償制度 |
LoungeKeyについて
LoungeKeyは英企業「コリンソングループ」が提供する高級ラウンジサービスです。
対応ラウンジは世界で1,250カ所以上ですが日本国内では3カ所というほぼ意味がないサービスです。
LoungeKeyは通常「プラチナカード」に付帯しているサービスです。一部ゴールドカードにも付帯していますが、利用料として1回US32ドル(日本円:3,800円程)かかる為使いずらいのが現状です。
ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)はそんなLoungeKeyを年間6回まで「無料」で利用できます。
「ミライノカード GOLD(JCB)」の特徴
「ミライノカード GOLD(JCB)」は家族カードの発行が出来ませんが、家族特約付きの保険が付帯しています。海外・国内共に最高1,000万円の補償を受けることできます。
その他JCB関連のサービスも利用できる為旅行関連のサービスとしては非常に充実しているカードです。
「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」の特徴
「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」は海外・国内共に旅行保険は自動付帯です。
「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」で旅行代金を支払わなくても費用が補償されるのが特徴です。また「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」の場合は家族会員の旅行保険も自動付帯です。
「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」には海外空港ラウンジの利用サービスである
LoungeKeyが付帯しています。通常1回あたりUS32ドル(日本円で約3,800円程)の空港ラウンジを年間6回まで無料で利用できます。「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」ラウンジキー付帯クレジットカードとしては日本国内発行のクレジットカードとしては最もコスパの良いカードになっています。
まとめ
「ミライノカード GOLD(JCB)」がおすすめの方
- QUIC Pay一体型カードが欲しい方
- 国内旅行メインの方
- 住信SBIネット銀行のカードローンを行っている方
- 年会費を抑えたい方
「ミライノカード GOLD(JCB)」は国内で動き回る方にはおススメです。
旅行保険も利用付帯ではありますが、ミライノカード GOLDで支払えば問題ありません。
年会費3,300円と格安ながらにして旅行保険が5,000万円も付帯するのは大変魅力的です。
「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」がおすすめの方
- 海外旅行に行かれる方
- 家族カードが欲しい方
- 支払金額が大きい方
「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」はカード還元率1.2%の高還元率クレジットカードです。また海外ラウンジ利用サービス「LoungeKey」の利用も可能です。日本国内ではLoungeKeyを無料利用が出来るのは「「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」のみとなっています。非常に優れたカードですので海外旅行に行かれる方には是非お勧めのカードです。
「ミライノカード travelers GOLD(MasterCard)」は家族カードにも「LoungeKey」が付帯しています。このカードの家族カード発行可能枚数は3枚ですので最大4人家族まで無料でLoungeKeyを利用できます。
今回はミライノカードブランドのゴールドカードを紹介しました。
カード券面が似ている為単なる国際ブランドの違いかと思えば全く違うカードである事が多少はお分かりになったはずです。似ているデザインでここまで内容の違うカードは正直珍しいです。
自分の用途あったカードを是非見つけてください!