今回は日本国内ではなくブラジルの決済システムについて簡単に紹介します。
即時決済システム「pix」とは一体どのような物なのか?クレジットカードを破滅の道に追いやるのかを今回は一部紹介します。
それでは行きましょう!!
pixとは
pixはブラジルの中央銀行が主体となって開発運用している即時決済システムです。
主に電話番号を利用して決済承認を行う手法をとっています。日本国内ではPayPayやPay-easyなどが同様の手法で決済承認をおこなっています。
pixのスゴい所は「person to person」いわゆる個人間取引、「person to business」個人の企業間取引、さらに「person to government」個人と政府機関取引、「business to government」企業と政府機関取引まで対応している事です。
日本国内ですと政府機関がPayPayに対応しているような物、これは革命的なシステムだと思います。
- 「person to person」
- 「person to business」
- 「person to government」
- 「business to government」
それでは本題 pixのような即時決済システムでクレジットカードを破滅の道に誘う事はできるのか?
結論「私の考えでは破滅までは追いやれない」現時点では無理
私の意見としてはpixの様な超高規格決済システムを持ってしてもクレジットカードを含むその他の決済を完全に消す事は出来ないと思います。
その理由として「日本は既に即時決済システムで溢れているから」です。
日本国内ではPayPayが誕生してそろそろ5周年になろうとしていますが、未だキャッシュレス決済の内の4%程度しか利用されていないのが事実です。
政府機関との取引が可能になれば多少の利用割合は増える事が予想されますが、
基本的にはクレジットカードを破滅の道に追いやる事は出来ないでしょう
しかしこれは今の話。、今後は全くわからない
この話をしているのは2022年現在の状況だからです。
現にpixは誕生から2年足らずでブラジル国民の6割方を利用者にしました。これは決済システムとしては脅威の成長率です。今後はpixを軸にした新しい決済システムを開発する可能性も大いにあるので今後のキャッシュレス社会に注目したい所ですね。
今回はこれで終わりです。今後も面白い決済システムニュース取り上げて行こうと思います。
参考HP
経済産業省HP「2021年のキャッシュレス決済比率を算出しました」
https://www.meti.go.jp/press/2022/06/20220601002/20220601002.html
ブラジル中央銀行HP「即時支払いシステム(PIX)について」
日本語訳して読むことをおすすめします。