今回は先ほど発表された新サービス「ETCX」について現段階で判明している事を紹介します。
非接触型決済の究極系とも言える「ETCX」のサービスや利用方法はどのような物でしょうか?
それではいきましょう!
ETC Xとは
ETCXは通常盤ETCを管理運営する「ETCソリューションズ株式会社」が開発した「会員登録制のETC多目的利用サービス」です。簡単に説明すると、これまで高速道路の出入り口でしか利用できなかったETCシステムを街中の至る所で利用できるようにするサービスの事です。
一例として「ガソリンスタンド」「料金制駐車場」「ドライブスルー」などが挙げられます。
ドライブスルーやガソリンスタンドに至っては「財布を一切出さなくても問題無く決済出来る」為革新的なシステムと言っても過言では無いでしょうか。
ETC Xの特徴
①「現金入らず」
ETCXなら、車内にいながらキャッシュレス&タッチレスで即決済。ハンドルから手を離すことさえなく、そのまま颯爽と出発できます。小銭を予め用意したり、お金を渡してお釣りを待ったり。ときには後ろの車に焦ったり…。これまでの数々のストレスをキレイさっぱり解消します。
②「幅広い利用先」
有料道路はもちろん、商業施設や遊園地などの駐車場、ドライブスルーやガソリンスタンド、そんな暮らしに身近な場所から、さらにはカーフェリーやEV充電スタンドまで、「車×決済」なあらゆるスポットへとサービスを拡大予定です。今後数年の間に、ETCXはグングン暮らしに浸透してゆきます。
③「初期費用ゼロ」
登録料・年会費はもちろん無料。また、ETCカードや車載器も今お使いのものがそのまま活用できます。つまり登録さえ済ませれば、手間もコストもなくETC Xデビューできます。
④「頑丈セキュリティー」
ETCXのサービスを提供するETCソリューションズは、
クレジットカード業界の国際セキュリティ基準であるPCI DSSに完全準拠。
会員の皆様の大切な情報を安全に取り扱います。
さらに、サービス基盤を構築するのは、
決済サービスに長年携わるソニーペイメントサービスをはじめ、経験・実績に富んだ企業ばかり。
盤石な体制で、安心してお使いいただけるサービスです。
ETC Xの概要
料金 | 登録:無料 利用:無料 |
追加設備 | 無し ※最初にETC通信装置を準備する必要があります。(大体10,000円程) |
対応ETC通信装置 | ETC1.0 ETC2.0 |
対応カード会社 | 一部のカードを除くほぼ全てのカード (dカード発行ETC・PayPayカード発行ETC・エポスカード発行ETCは未対応です) |
利用方法 | 会員制 ※初期登録をお済ませの上利用して下さい |
カード注意点
登録するクレジットカード・ETCカードは同一の発行会社のものに限ります。
ご本人以外のカードはご利用になれません
クレジットカードとETCカードが一体型となっているカードはご利用いただけません。
ETCパーソナルカードはご利用いただけません
表示のロゴが同じでも、発行会社のカードの種類によりご利用できない場合があります。
ロゴが表示されていなくても、発行会社のカードの種類によりご利用いただける場合があります。
ETC Xは会員制
画期的なシステムETC Xですが現段階では「会員登録制」です。
理由としてETCソリューションズ株式会社は「ETCXはETCソリューションズ株式会社が提供する、ETCを利用した新しいキャッシュレス決済サービスです。高速道路とは異なる新しいシステムで運用するサービスのため、そのシステムをご利用いただくための会員登録が必要となります。」としています。
今後も会員登録制の可能性が大ですが、将来的には自動車購入時にそのままサービス利用開始となる可能性もありそうですね。
9月16日時点でのサービス利用可能施設
施設名 | サービスタイプ | 場所 |
アネスト岩田 ターンパイク箱根【小田原料金所】 | 有料道路 | 神奈川県小田原市早川2丁目22-1 |
伊豆中央道【江間料金所】 | 有料道路 | 静岡県伊豆の国市北江間 |
修善寺道路【修善寺料金所】 | 有料道路 | 静岡県伊豆市熊坂 |
修善寺道路【大仁料金所】 | 有料道路 | 静岡県伊豆の国市大仁 |
鳥飼仁和寺大橋有料道路 | 有料道路 | 大阪府寝屋川市仁和寺本町1丁目 |
オイルバンク 新城店 | ガソリンスタンド | 愛知県新城市杉山字池下25-2 |
今後は利用可能店舗を拡大予定
ETC Xはまだ初期テストが終わったばかりの真新しいサービスです。
利用箇所は全国でも6箇所のみ、しかしNEXCOのサービス網と新しいサービス性を活かして今後は急ピッチで利用可能店舗を拡大させる予定です。
今後はメジャーなチェーン店なども巻き込んでより一層利用しやすくなるサービスになる事を期待したいですね。
最初の店舗更新は「11月頃」を予定しているそうです。楽しみですね。
また詳しい内容が分かり次第ご連絡します。
ETC Xの個人的な魅力
レンタカーでも利用可能(レンタカーETC対応時のみ)
ETC Xは自動車に付帯するサービスでは無く「ETCカード」に付帯するサービスです。
その為一度自身のETCカードに付帯させれば「誰の車でもETC Xが利用可能」になります。
つまりレンタカーや知り合いの車、また会社の車での自分のETCカードを挿せば登録が可能になるのです。
ドライブスルーが楽になる
ドライブスルーは店舗に入る事なく商品を購入する事ができる為非常に楽なシステムではある物の、
支払い時にはどうしても現金やクレジットカードを提示する必要がありました。
ETC Xを利用すれば支払いを即時に完了させ、商品受け渡しまでの時間が圧倒的に短くなると思います。
現時点ではまだ利用できる店舗が少ないですが、今後様々な場面での利用が可能になればより一層便利になるはずです。
ETC Xの課題
クレジットカード発行が大前提
ETC Xはクレジットカードに付帯するETC単体カードにしか対応していません。
その為クレジットカードに付帯していないETCカードやクレジットカード一体型ETCカードなどは登録できないのがデメリットです。
とは言っても年会費無料でETCカードを発行できるクレジットカードは沢山あるので利用対象外カードをお持ちの方は新にカードを作ってみてはいかがでしょうか?
車を持っていないと、どうしようもない
ETCは車載専用機です。自転車やバッグなどに取り付ける事はできません。
あくまでも車×〇〇ですの自動車を持っていない方は利用対象外になります。
まとめ
今回はETCを使った全く新しいキャッシュレスサービスの紹介をしました。
これは自動車ユーザーにとってはかなり嬉しい特典であり、未来あるサービスだと個人的には感じました。今後もさらなる活躍とサービスの拡大を願っています。
さて、今回はこれにてETC Xの解説を終了しようと思います。
どうでしょうか?久々にビビッときたサービスでしたね。(個人の感想です。)
今後もクレジットカード関係なく様々なサービスを紹介します。是非ご覧下さいませ!
それでは
Have a good day!!!
詳しい内容や関係企業検索は公式HPで確認!!