今回は三菱UFJニコスから発行されているクレジットカード「三菱UFJカード」をご紹介します。
10月1日より本格的にコンビニ還元率戦争に参戦したこのカード、実は他社を圧倒するセペックを誇っているカードでもあります。今回はそんな三菱UFJカードをコンビニ還元率を中心に解説していきます。それではいきましょう!
三菱UFJニコスについて
三菱UFJニコスは三菱UFJ銀行が主体となっている「MUFGグループ」のクレジットカード担当企業です。主な業務内容はクレジットカードやカードローンなどの金融商品の販売やサポート等、クレジットカード業界では「銀行系クレジットカード」に値するカード会社になっています。
グループ内に三菱UFJ銀行がある事からクレジットカードを作る事でATM手数料を無料に出来るなどの独自の優待サービスが強みになっているカード会社ですね。
三菱UFJカードについて
三菱UFJカードは三菱UFJニコスが発行するクレジットカードの1ブランドです。
三菱UFJニコスは「DCカード」「NICOSカード」「MUFGカード」など合併前にそれぞれのカード会社が発行していたクレジットカードのブランドを引き継いでおり、UFJカードもその1例です。
三菱UFJカードのカードランクは「一般」「ゴールドプレステージ」「プラチナ」の3ランク制、プラチナカードを発行している為ステータス制は申し分無いカードになっています。
今回紹介するのは「三菱UFJカード」
今回はそんな三菱UFJカードの中でも「三菱UFJカード」に焦点を絞って解説していきます。
プラチナカード、ゴールドプレステージカードに関しては別途紹介しますのでそちらも是非ご参考にしてもらえれば幸いです。まずは基本スペックと付帯サービスについての解説それからメリットデメリットについて紹介します。
【基本スペック】
カード年会費 | 本会員:1,375円(税込) 家族会員:440円(税込) 初年度無料特典付き・条件によって年会費無料・本会員が学生の場合は在学中年会費無料 |
申し込み条件 | 本会員:18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、 または18歳以上で学生の方(高校生を除く)。 家族会員:本会員の配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上)の方。 ※ 本会員が学生の場合は家族カードの発行が出来ません。 |
支払日 | 15日締め翌月10日払い |
国際ブランド | VISA・master・JCB・AMEX |
ポイントプログラム | MUFGカード グローバルポイント MUFGカード・アメリカン・エキスプレス®・カード グローバルポイント ※ AMEXブランドのみポイントプログラムが違います。 |
還元率 | 通常ショッピング:0.5%〜 (1,000円につき1pt→5円相当) |
ポイントアップ | 有り |
追加カード | ETCカード(発行手数料1,100円) 家族カード(上記年会費) プラスEXカード(発行手数料1,100円) 銀聯カード(発行手数料1,100円) |
追加サービス | Apple Pay Google Pay QUICPay 銀聯Pay |
三菱UFJカードの特徴
- 学生は無料
三菱UFJカード、実は学生カードと言う名では無いですが学生カードが存在します。学生設定にすると家族カードの発行が出来なくなる上限度額が制限される為使い勝手は悪くなる可能性がありますが、在学中は年会費が発生しません。 - 実質無料
三菱UFJカードは基本的には年会費が有料のカードになっていますが、カード入会翌年度以降の年会費ついては「年1回以上のショッピングで翌年度の年会費が無料」になっています。よって年1回以上、1円以上のショッピングをすれば実質的に年会費が無料で利用できます。 - 銀聯カードの発行が可能
銀聯カードは中国で利用出来るカードの決済ブランドです。
中国国内ではVISAよりも利用可能店舗が多い事から中国にいくのであれば持っておきたい国際ブランドです。三菱UFJカードは銀聯カードの発行を発行手数料1,100円(税込)で発行できます。発行可能なカード会社が極端に少ないので銀聯カードを発行できるのは非常にありがたいでしょう。 - 豊富な国際ブランド
三菱UFJカードは「VISA・master・JCB・AMEX」の4ブランドより選択が可能です。近頃は電子マネーやプリペイドカードと組み合わせて利用するのが主流のクレジットカードですが、実はブランドによってチャージ可能だったりチャージ不可だったりします。
そんな時にもユーザーのニーズに合わせて国際ブランドを選べるのは非常に魅力的です。
【旅行保険・付帯サービス】
海外旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | ー |
ショッピング保険 | 年間100万円 ※ 海外利用及び国内リボ払い・分割払い利用時に限ります (1回払いは対象外と言う事です) |
空港ラウンジサービス | ー |
コンビニポイントアップ特典 | セブンイレブン・ローソン利用時5.5%還元 (通常還元率0.5%+ボーナスポイント5.0%) ※ カード本体利用とApple Pay利用で集計が異なります。 カード本体に関しては「差し込み・タッチ」Apple Payに関しては 「QUICPay」がポイントアップ集計対象になります。 |
三菱UFJ銀行特典 | 三菱UFJ銀行「かんたん手続アプリ」での再発行手続き後、 三菱UFJニコス会員サイト内(MUFGカードWEBサービス) で再発行手数料請求申請をしていただくと、 キャッシュカード・通帳再発行手数料を還元します。 |
三菱UFJカードの特徴
- 海外旅行保険が付帯
三菱UFJカードは実質年会費無料カードですが、海外旅行保険が付帯しています。
付帯区分は「利用付帯」になり、事前に旅行代金を三菱UFJカードで支払う事が保険料支払いの条件になります。 - コンビニポイントアップ特典
三菱UFJカードはコンビニのポイントアップ対象カードです。
対象の支払い方法で支払うと最大で5.5%還元になります。ライバルカードである「三井住友カード NL」や「SAISON GOLD premium」などは最大5.0%還元ですので2022年時点でのコンビニ還元戦争の勝者はこの三菱UFJカードになっています。
ここからは三菱UFJカードのメリットについて解説します。
三菱UFJカードのメリットは3つ
- コンビニ特典
- 実質年会費無料
- 銀聯カード
1[コンビニポイントアップ特典]
三菱UFJカードはコンビニ利用時に対象の支払い方法を利用する事で最大5.5%還元を受ける事ができます。対象の支払い方法、ポイント集計方法について解説していきます。是非ご覧下さい。
【ポイントアップ対象店舗】
三菱UFJカード | 三井住友カード(NL) | SAISON GOLD premium | |
セブンイレブン | ○ | ○ | ○ |
ローソン | ○ | ○ | ○ |
ファミリーマート | × | ○ | × |
その他コンビニエンスストア | × | ・セイコーマート ・ポプラ | × |
マクドナルド | × | ○ | × |
カフェ・珈琲店 | × | ・セクセルシオールカフェ ・ドトールコーヒー | ・スターバックスコーヒー ・ドトールコーヒー ・カフェ・ド・クリエ ・カフェ・ベローチェ |
レストラン | × | ・サイゼリア ・はま寿司 ・かっぱ寿司 ・ココス ・すき家 | × |
最大還元率 | 〜5.5% | 〜5.0% | 〜5.0% |
【支払い方法】
ポイントアップの対象になる支払い方法は全部で3種類です。
それ以外の支払い方法ではポイントアップ対象になりません、他サービスへのチャージや入金も対象外です。注意して下さい
【カード本体による決済】 | ポイントアップ有無 |
カード差し込み | ○ |
カードタッチ | ○ |
その他決済 | × |
【Apple Payによる決済】 | |
QUICPay | ○ |
その他決済 | × |
【集計方法】
三菱UFJカードのポイントアップ集計方法は「カード本体決済」と「Apple Pay決済」で「別集計」です。それぞれで少額の決済を行ってもボーナスポイントは付与されないので注意が必要です。
またボーナスポイント付与は1,000円につき10ポイント(50円相当)です。利用金額が1,000円以下の場合はボーナスポイントの集計対象外になる為注意が必要です。
2[実質年会費無料]
三菱UFJカードは年会費のかかる有料クレジットカードと言う名目にはなっていますが、
学生は無条件での年会費無料特典、その他の方も年1回のカード利用で翌年度の年会費が免除される非常に気の利いたクレジットカードになっています。
本会員の年会費が無料になった場合、無条件で家族カードの年会費も無料になります。
同じく銀行系のクレジットカードとして有名な「三井住友カード 一般」は学生カード以外の年会費優待はありません。年会費無料で銀行系クレジットカードを保有したい方には是非ともおすすめのカードです。
三菱UFJカード | 三井住友カード 一般 | SAISON international | |
本会員年会費 | 1,375円(税込) ※年1回の利用で翌年度無料 | 1,375円(税込) ※Web明細で年会費半額 | 永年無料 |
家族会員年会費 | 440円(税込) ※本会員年会費無料の 場合家族会員も無料 | 440円(税込) ※1枚目無料、2枚目以降 有料、なお年会費優遇は無し | 永年無料 |
ランニングコスト (2年目) | 無料 | 550円〜 | 無料 |
3[銀聯カードの発行が可能]
三菱UFJカードは銀聯カードの発行が可能なクレジットカードです。
年会費はかからない物の、発行手数料が必要です。新規発行手数料1,100円(税込)を支払えば中国近辺に訪れた時のスマートな決済が可能になります。銀聯カードの発行が可能なのは基本的に「銀行系クレジットカード」となっておりその他信販系や流通系のクレジットカード会社では発行出来ないケースが多いです。
三菱UFJカードのデメリット
三菱UFJカードのデメリットは3つ
- Apple Pay上ではQUICPayのみ
- 基本還元率が低い
- 審査が厳しい
Apple PayはQUICPayのみ
三菱UFJカードはタッチ決済対応カードですが、Apple Pay上でのタッチ決済には対応していません。Apple Pay上で利用できるのは「QUICPay決済」のみですので、注意が必要です。
今後はApple Pay上での各ブランドタッチ決済に対応する可能性があります。
基本還元率が低い
三菱UFJカードの基本還元率は0.5%です。
これはここ数年のクレジットカード還元率としては「還元率低め」です。
基本還元率が1%のクレジットカードが多く存在する中この還元率なのは少々不満が出る可能性があります。コンビニ専用クレジットカードとして割り切るのであれば問題なく利用できますが、
メインカードとして利用するのであれば三菱UFJカードの上位カード「三菱UFJカード ゴールドプレステージ」や他社のクレジットカードを利用する事をおすすめします。
還元率を上げる方法
「グローバルプラス20 or 10の適用」
月間利用金額が3万円以上10万円以下であれば還元率プラス1.1倍、10万円以上の利用であれば1.2倍になります。
審査が厳しい
三菱UFJカードは銀行系のクレジットカードです。一般カードと言えど流通系ゴールドカードなみの審査難易度を誇っています。クレジットカードを大量に保有している方、過去に遅延等のネガティブ要因を作っている方は審査が厳しくなる可能性が高いです。
ブラックリスト入りしている方はきちんと段階を踏んで申し込みを、多重申し込みの方は最低でも6ヶ月間待ってから発行申請をしましょう。
三菱UFJカードの発行元「三菱UFJニコス」は銀行系クレジットカードとしては
そこまで厳しいカード会社ではありません。支払い遅延を解消し申し込み件数を減らせば審査に受かる可能性は非常に高いです。
ここからは三菱UFJカードの新規入会キャンペーン
三菱UFJカードは新規入会キャンペーンが豊富な事で有名なカード会社です。
利用金額別特典、入会特典、その他充実したキャンペーン等が魅力です。まずは新規入会キャンペーンについて紹介します。
【新規入会キャンペーン】
キャンペーン概要
キャンペーン内容 | 新規入会特典、利用金額に応じて最大10,000円相当のポイントプレゼント |
キャンペーン期間 | 2022年7月〜 |
ポイント付与条件 | 1【MUFGアプリのダウンロード】 入会2ヶ月後の月末までにMUFGアプリのダウンロード 2【10万円以上の利用】 ※入会2ヶ月後の月末までに10万円以上の利用(ショッピング利用のみ) |
※利用金額に応じた ボーナスポイント数 | 1円〜3万円:200pt 3万円〜10万円:600pt 10万円〜:2,000pt |
ボーナスポイント付与タイミング | 入会4ヶ月後 |
【利用金額別特別ボーナスマイル】
三菱UFJカードは新規入会後3ヶ月以内の利用に関しては最大1.6%分のポイントを還元します。
高額商品を購入の方は入会後3ヶ月以内に購入すると非常にお得です。
キャンペーン概要
キャンペーン内容 | 入会後3ヶ月以内の利用は最大ポイント還元率1.6% |
キャンペーン期間 | 2022年7月〜 |
ポイント付与条件 | 新規入会3ヶ月内の利用 |
ボーナスポイント内訳 | 【通常還元率】:0.5% + 【入会ボーナスポイント】:1.0% + 【グローバルプラス20】:0.1% 合計1.6%還元 |
ボーナスポイント上限 | 無し |
ボーナスポイント付与タイミング | 通常ポイント付与タイミング |
グローバルプラス20とは
グローバルプラス20は前月の利用金額に応じて翌月のポイント付与倍率を変更する
サービスです。月間利用金額が3万円〜10万円の場合は1.1倍、10万円以上利用の
場合は1.2にして付与します。
上記キャンペーンにて月間あたり10万円以上の利用を行なった場合は1.6%還元
10万円以下の利用であれば1.5%還元になります。
まとめ
今回は三菱UFJカードをご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?実はコンビニ還元率トップのクレジットカードなのは三菱UFJカード。
旅行保険や銀行系クレジットカード特有の最強セキュリティー、充実したアフターサービスなどは非常に魅力的なサービスである事は間違い無いでしょう。
一方Apple Pay登録時のタッチ決済利用不可な点やAMERICAN EXPRESSブランドのApple Pay登録不可などキャッシュレスの最先端を行くカード会社では無いのが残念な所ではありますが、
今後に期待したい所です。
今回はここら辺で終了します。最後までご覧くださりありがとうございました。
参考サイト
三菱UFJニコス公式HP