今回は大多数の皆さんが利用しているであろう「コンビニエンスストア」で効率良くマイルを貯める方法をご紹介します。
年々高くなっている航空運賃を少しでも補う為、旅行好きの方には必須アイテムである「マイル」をコンビニで効率良く貯めて皆さんも大空に飛び立ちましょう!
マイルとは
マイルは航空会社が提供しているポイントプログラムの事です。
自社運行便や自社クレジットカードを利用する事で獲得するポイントになっていて一定数貯める事で対象の航空路線の搭乗券と交換が可能になります。
国内運行路線の場合は別途諸経費が発生しない事から格安で飛行機に搭乗する事が可能になります。国外の場合は燃油サーチャージ等の諸経費が発生する関係上多少割高になるケースが多いですが、アライアンス間での利用が可能になっている為世界中の航空会社で利用可能になっている非常に便利なポイントプログラムです。
ここから本題
どうやってコンビニでマイルを貯めるの??
まずはどうやってマイルを貯めるのかご説明します。
コンビニ利用で貯める事が出来るポイントは2種類!
- コンビニ提携ポイント
- クレジットカード利用ポイント
です。これらのポイントプログラムは基本『マイルへの移行が可能』になっている為、この2種類のポイントをいかに多く貯めるかがマイル獲得数のアップにつながります。
まずはコンビニ提携ポイントからご紹介します。大手コンビニチェーンによって獲得可能ポイントが異なりますのでご注意下さい。
コンビニ別獲得可能ポイントプログラム
Pontaポイント | Tポイント | dポイント | 楽天ポイント | その他ポイント | |
セブンイレブン | ー | ー | ー | ー | nanaco |
ローソン | 200円で1pt | ー | 200円で1pt | ||
ファミリーマート | ー | 200円で1pt | 200円で1pt | 200円で1pt | |
デイリーヤマザキ | ー | ー | ー | 100円で1pt | |
ミニストップ※1 | ー | ー | ー | ー | WAON |
セイコーマート | ー | ー | 200円で1pt | ー | クラブポイント |
NEWDAYS※2 | ー | ー | ー | JRE POINT |
※2NewDaysではJREポイントが貯まります。JREポイントの利用方法やマイル交換術は別途掲載します。
こう見るとセブンイレブンでは一切ポイントサービスが利用出来ないのが分かりますね。
セイコーマートやミニストップは掲載してはいるものの店舗数が少ない為あまり参考にはならないようです。
NewDaysはJREポイント特化型になっている為NewDays利用が中心の方はJREポイント経済圏を構築する必要があります。
大手コンビニチェーンの中では『ローソン』と『ファミリーマート』が最強です。
またデイリーヤマザキやセイコーマート等でもポイントを獲得する事は可能です。一方セブンイレブンやミニストップ、NewDays等の大手チェーンは独自ポイント付与の為ポイント獲得の面から考えれば多少不利になります。
ポイント別マイル交換レートは以下の通りになります。
交換レート | Pontaポイント | Tポイント | dポイント | 楽天ポイント |
JALマイル | 2pt→1マイル (JMB×Ponta会員限定) | ー | 2pt→1マイル (全会員) | |
ANAマイル | ー | 2pt→1マイル (全会員) | ー | 2pt→1マイル (全会員) |
コンビニで貯まるポイントサービスは『基本どちらかの航空会社マイルのみ』になります。
JALマイルを貯めれるのはPontaポイントとdポイント、ANAマイルを貯めたければTポイントと楽天ポイントを貯める必要があります。
他社ポイントサービスを経由する事で双方のマイルへ移行可能ですがこれ以上還元率が落ちると正直貯める意味がなくなりますのでお勧めしません。
次にクレジットカードで貯まるポイントについてご紹介します。
クレジットカードで貯まるポイントには非常に多くの種類がありますが、今回は還元率1.0%以上、つまり100円で1pt以上のポイントを獲得可能なクレジットカードについてご紹介します。
<カード会社のポイントが貯まるクレジットカード>
三井住友カード Vポイント | JCB OkiDokiポイント | 三菱UFJニコス グローバルポイント | 楽天カード 楽天ポイント | |
セブンイレブン | 5.0%〜18.0% | 0.5〜1.5% | 0.5%〜5.5% | 1.0%〜 |
ローソン | 5.0%〜18.0% | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜5.5% | 1.0%〜 |
ファミリーマート | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% | 1.0%〜 |
デイリーヤマザキ | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% | 1.0%〜 |
ミニストップ※1 | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% | 1.0%〜 |
セイコーマート | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% | 1.0%〜 |
NEWDAYS※2 | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% | 1.0%〜 |
※2NewDaysではJREポイントが貯まります。JREポイントの利用方法やマイル交換術は別途掲載します。
三井住友カードは提携カードでなければ全てのカードで5.0%〜7.0%還元を受ける事が可能です。支払い方法をVISAタッチにする必要性が出てきますが、タッチ決済が普及したこのご時世ですので特に支障をきたす事はないでしょう。
また三菱UFJニコスも7月1日より大幅にサービスアップし5.5%還元を実現しています。両カード会社のポイントアップは『セブンイレブン』と『ローソン』の2社のみとなりますのでファミリーマートでは大幅なポイントアップは見込めません。
クレジットカード会社のポイントが貯まるカードとしては『三井住友カード』と『三菱UFJニコス』が圧倒的な強さを誇ります。
特に三井住友カードオリーブフレキシブルペイについては最大還元率が18%と他のカードを圧倒する数値となっています。三菱UFJニコスはセブンイレブンとローソン利用時のみ
還元率5.5%になります。ファミリーマートやセイコーマート等の常用ポイントアップはありません。
ここからはカード会社のマイル移行還元率を見ていきます。
※以下のポイントは『通常ポイント』となりANAカードやJALカードで貯まるポイントとは別ルートのポイントとなります。ご了承ください。
またJCBカードのOKiDokiポイントと三菱UFJニコスのグローバルポイントは『1,000円で1pt』となるポイントサービスですが、今回は数値合わせの為0.1倍しての数値を掲載しています。
通常ポイント | 三井住友カード Vポイント | JCB OkiDokiポイント | 三菱UFJニコス グローバルポイント | 楽天カード 楽天ポイント |
ANAマイル (ANAカード無し) | 1pt→0.5マイル | 1pt→0.3マイル | ー | 1pt→0.5マイル |
ANAマイル (ANAカード有り) | 1pt→0.6マイル | 1pt→0.3マイル | ー 発行していません | ー 発行していません |
JALマイル (JALカード無し) | ー | 1pt→0.3マイル | 1pt→0.8マイル (移行手数料6,600円/回) (一回辺り15,200マイルまで) | ー |
JALマイル (JALカード有り) | ー | 1pt→0.3マイル | 1pt→0.8マイル (移行手数料6,600円/回) (一回辺り15,200マイルまで) | ー |
クレジットカード会社のポイントはあまり高効率でマイルに移行する事ができません。
特にJCBと三菱UFJニコスは効率が良く無いです。楽天カードに関しては『楽天ANAマイレージクラブカード』を選択しても還元率は変わりせん。
三井住友カードはANAカード発行の有無によって通常ポイントの還元率が変動します。三井住友カードメインで利用するなら飛行機に搭乗しなくてもANAカード一般等のANAカードを発行しておく事をおすすめします。
続いてマイルが貯まるクレジットカードのコンビニ別還元率をご紹介します。ここで紹介するカードはポイント移行せずとも直接マイルが貯まるクレジットカードになります。
<マイルが貯まるクレジットカード>
100円あたりの獲得マイル数 | ANAカード | JALカード |
セブンイレブン | 1.0マイル〜2.0マイル | 0.5マイル〜1.0マイル |
ローソン | 0.5マイル〜1.5マイル | 0.5マイル〜1.0マイル |
ファミリーマート | 0.5マイル〜1.5マイル | 1.0マイル〜2.0マイル |
デイリーヤマザキ | 0.5マイル〜1.5マイル | 0.5マイル〜1.0マイル |
ミニストップ※1 | 0.5マイル〜1.5マイル | 0.5マイル〜1.0マイル |
セイコーマート | 0.5マイル〜1.5マイル | 0.5マイル〜1.0マイル |
NEWDAYS※2 | 0.5マイル〜1.5マイル | 0.5マイル〜1.0マイル |
ANAカードはセブンイレブンを特約店に指定している為通常ポイントとは別に200円につき1マイルを獲得する事が可能です。JALカードはファミリーマートを特約店に指定している為100円につき1マイル、ショッピングプレミアム加入時には2.0マイルを獲得する事が可能です。
インプットはここまで、これからアウトプットに移ります。
それでは一番効率良くマイルを貯められるコンビニとポイントサービスの組み合わせはなんでしょうか??
最も高効率なのは『ローソン』利用時『Pontaポイント or dポイント』と『三井住友カード』の組み合わせ
答えは『ローソン』利用時に『Pontaポイント or dポイント』と『三井住友カード』です。
この組み合わせがコンビニ利用において最も効率良くマイルを稼ぐ事が可能なサービスになります。またセブンイレブンユーザーであれば『三井住友カード or 三菱UFJニコス』を選択する事で高還元率でマイルを獲得する事が可能になります。JALマイルを貯めたい場合にはPontaポイントを、ANAマイルを貯めたい場合にはdポイントを選択すると効率良くポイントを貯める事が可能です。
では貯めやすいポイントサービスは何??
一番貯めやすいのは『dポイント』
いくらポイント還元率が高くたって獲得出来る場所が少なければ意味が無いのがポイントサービスの悪い所、様々な所で利用したい方にとって一番ためやすいポイントサービスはどれでしょうか??
答えは『dポイント』でしょう。
dポイントはドコモユーザーのみならずその他キャリアユーザーにもおすすめ出来る非常に優秀なポイントサービスです。dカードを使えばコンビニ以外の買い物でも高効率でdポイントを獲得する事が可能です。
ANAマイルを貯めるなら『三井住友カード』
ANAマイルを効率良く貯めたい貴方におすすめなのは『三井住友カード』です。
特に『Oliveフレキシブルペイ』は最大還元率15%と驚異のポイント還元率になります。ANAカードを発行した場合の通常、ポイントマイル還元率が9.0%となりクレジットカード史上最高の還元率を誇ります。
<ANAマイルを貯めるなら>
最終的に一番マイル還元率が上がるのは『ローソン』✖︎『dポイント』✖︎『三井住友カード』になります。ANAカードを発行していればなお良しです。ANAカード発行状態での最高マイル還元率は11.05マイル/100円となるのでANAカードを通常利用するよりも遥かに多くのマイルを獲得可能です。
ローソンがお近くに無い方は『セブンイレブン』✖︎『三井住友カード』でも高還元レートでANAマイルが貯まります。
ざっくりした計算はこちら
1,000円利用時 | 三井住友カード Vポイント | dポイント |
通常ポイント | 180pt (最大還元率で18%で計算) | 5pt (200円→1ptで計算) |
マイル交換 | ANAカード無し: 90マイル(1pt→0.5マイルで計算) ANAカード有り:108マイル(1pt→0.6マイルで計算) | 5pt→2.5マイル (1pt→0.5マイルで計算) |
最終獲得マイル | 90マイル〜108マイル | 2.5マイル |
JALマイルを貯めたいなら『JALカード』がおすすめ
JALマイルを効率良く貯めたい貴方におすすめなのは『JALカード』です。
特にJAL JCBカードはコンスタントにマイルを貯めたい方にもってこいでしょう。他社カードを使っても良いですが、マイル移行率が悪い為おすすめできません。
強いて言うならJCBカードをおすすめします。
<JALマイルを貯めるなら>
最終的にJALマイル還元率が一番上がるのは
『ファミリーマート』✖︎『JALカード』です。JALカードはファミリーマートの特約店に指定されている為ショッピングプレミアム加入時は100円で2マイル、未加入時は100円で1マイルを獲得可能です。ポイント移行等を一切せずにそのままマイルが貯まるのは非常に魅力的ですね。
三井住友カードをローソンやセブンイレブン等で利用してポイントを獲得したのちに他社ポイントへの移行を経てJALマイルにする事は可能ですが、
三井住友カードのVポイントを基準にすると30%程度までポイント還元率が落ちます。
移行手数料や移行上限等も発生しますのでポイント回しをしたい方以外はあまりお勧めしません。
まとめ
今回の話を要約します。
コンビニでマイルを貯めるときはANAマイルなのかJALマイルなのかをしっかりと決めて貯めるようにしましょう。
ANAマイルを貯める場合には『ローソン』JALマイルを貯めるには『ファミリーマート』がお勧めです。
ANAカードを貯めるためには『三井住友カード』一択です。その他のクレジットカードを作っても問題理ありませんが、コンビニ利用時には三井住友カードを使用するとマイルを最短で貯める事が可能になります。
最後に
今回はコンビニでマイルを貯める方法をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?日常の中に溶け込んでいるコンビニですが、マイルをガッツリ貯める事が出来るのも特徴の1つになっています。
旅行好きの方や長期休暇に旅立ちたい方は是非実践してみて下さい!
それではまたお会いしましょう!
参考サイト