海外旅行や出張のコストに直結する「燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)」。
2026年4月〜5月発券分は一旦「据え置き」の扱いとなっていますが、実は2026年6月1日以降の発券分から、過去最高水準の大幅な値上げが予測されています。
今回は、ANA(全日空)とJAL(日本航空)の燃油サーチャージ増減を、エリア・地域ごとに詳しく比較・解説します。
1. なぜ6月から一気に値上がりするのか?
燃油サーチャージの金額は、直近の「ジェット燃料(シンガポールケロシン)の市況価格」と「為替レート」の2ヶ月平均を基準に決定されます。
2026年に入り、中東情勢の緊張による原油価格の高騰と、1ドル156円〜158円台という記録的な円安が直撃。4月〜5月分はギリギリ持ち堪えたものの、6月〜7月発券分からは、各路線の片道あたり現在の約1.5倍〜2倍近い価格へ跳ね上がる見通しです。
💡 重要なルール
燃油サーチャージは「搭乗日」ではなく「航空券を発券した日」で決まります。お盆や年末年始の旅行であっても、5月31日までに発券すれば現在の安いレートが適用されます。
2. 【エリア別】ANA・JAL 燃油サーチャージ比較表
日本発・片道1区間あたりの金額です。4〜5月発券分(確定額)と、報道等で予測されている6〜7月発券分の見通しを比較しました。
| エリア・地域 | 航空会社 | 4月〜5月発券分(現在) | 6月〜7月発券分(予測) | 増減の目安(片道) |
| 欧州・北米・中東・オセアニア | ANA | 31,900円 | 約55,000円 | +約23,100円 |
| JAL | 29,000円 | 約50,000円 | +約21,000円 | |
| ハワイ・インド・インドネシア等 | ANA | 20,400円 | 約35,000円前後 | +約14,600円 |
| JAL | 17,800円 | 約30,000円前後 | +約12,200円 | |
| 東アジア(台湾・中国・香港等) | ANA | 9,400円 | 約1.5〜2倍を想定 | – |
| JAL | 7,400円 | 約1.5〜2倍を想定 | – | |
| 韓国・極東ロシア | ANA | – | 約6,500円 | – |
| JAL | 3,000円 | 約5,900円 | +約2,900円 |
※6〜7月分は2026年4月時点の市況および各社広報ベースの見通しです。正式な確定額は4月中旬〜下旬に各社公式サイトで発表されます。
3. エリア・地域ごとの詳細解説
✈️ 【長距離線】北米・欧州・中東・オセアニア
最もダメージが大きいのがこのエリアです。
現在、JALで片道29,000円のところ、6月以降は約50,000円へと約7割の引き上げが予想されています。往復となれば、サーチャージだけで10万円超え(ANAの場合は約11万円)となり、航空券本体の価格を上回る逆転現象も起きかねません。ヨーロッパやアメリカ方面を検討している方は、一刻も早い決断が必要です。
🌴 【中距離線】ハワイ・インド・東南アジア
ハワイ旅行などを計画しているファミリー層に直撃するのが中距離エリア。
現在はANAが20,400円、JALが17,800円ですが、6月以降は片道30,000円〜35,000円台に乗る見通しです。家族4人でハワイを往復する場合、サーチャージの負担増だけで約10万円ほどの出費増になってしまいます。
🍜 【短距離線】韓国・台湾・中国など
比較的影響が小さい近隣アジアですが、それでも約2倍の引き上げが予測されています。
例えば韓国行きの場合、JALは片道3,000円から約5,900円へ、ANAも約6,500円へ上昇する見通しです。手軽に行ける距離だからこそ、LCC(格安航空会社)との価格差がより鮮明になるエリアと言えます。
4. 対策まとめ:航空券はいつ買うべきか?
結論として、海外渡航の予定があるなら「2026年5月31日(日)までの発券」が絶対条件です。
マイルを使った「特典航空券」であっても、日系航空会社の場合は別途この燃油サーチャージの支払いが必要になります。特に長距離路線を狙っている方は、6月に入る前に座席を確保し、発

