JAL・ANA国内線特典航空券の制度比較|必要マイル数・特典航空券PLUS・変更と払戻し条件の差

    カード・マイル特集 / 特典航空券・マイルの使い方
    情報確認:2026年10月14日

    国内線の特典航空券は、JALとANAで「必要マイル数の決まり方」や「予約変更・キャンセルのルール」に大きな違いがあります。特にANAは2026年5月19日搭乗分から国内線旅客サービスシステムが刷新され、特典航空券の取り扱いにも変更が加わりました。

    この記事では、最新のJAL国内線特典航空券ルールとANA国内線特典航空券ルールを並べ、必要マイル数・空席連動の有無・変更や払い戻しの違いをわかりやすく比較します。

    JALとANAの国内線特典航空券・基本ルールの比較表

    まずは両社の制度の骨格を表で整理します。

    比較・条件一覧(表は横にスクロールできます)
    比較項目 JAL国内線特典航空券 ANA国内線特典航空券(2026年5月19日以降)
    必要マイル数の決まり方 距離別の7ゾーン(A〜G)による「基本マイル数」+残席連動の「特典航空券PLUS」 距離別の4区間区分 × 3シーズン(L:ロー/R:レギュラー/H:ハイ)の固定チャート
    片道(1区間)の最低必要マイル 基本4,500マイル〜(Aゾーン普通席:伊丹〜但馬、那覇〜久米島など) ローシーズン6,000マイル〜(0〜300マイル区間:羽田〜伊丹・小松など)
    東京〜札幌・福岡(片道・普通席) 基本8,500マイル(Eゾーン/PLUS時は最大43,500マイル) L:7,000マイル / R:8,500マイル / H:10,500マイル(301〜800マイル区間)
    東京〜沖縄(那覇)(片道・普通席) 基本9,500マイル(Fゾーン/PLUS時は最大49,000マイル) L:8,000マイル / R:9,500マイル / H:12,000マイル(801〜1,000マイル区間)
    予約後の日付・便変更 変更不可(一度払い戻して新規予約を取り直す方式) 同一区間なら変更希望便の前日かつ予約便出発前までWebで変更可能(シーズン差額マイル調整あり)
    払戻(取消)手数料 1名・1特典につき1,000円(税込)(便出発20分前までWeb手続き) 1名につき3,000円(税込)または3,000マイル(第一区間出発前までWeb手続き)
    上位クラス特典の設定 クラス J・国内線ファーストクラスともに特典設定あり 普通席(エコノミークラス)のみ特典設定(※当日空席があれば有償アップグレード可)

    ※路線ごとの詳細なゾーン・区間や対象期間は、JAL公式マイル早見表およびANA公式シーズン・必要マイルチャートでご確認ください。

    必要マイル数の違い:「基本マイル固定+PLUS」のJALと「シーズン制」のANA

    JALの特徴は、基本マイル枠が空いてさえいれば、夏休みや年末年始の繁忙期でも平日の閑散期と同じマイル数(羽田〜札幌なら片道8,500マイル、羽田〜那覇なら片道9,500マイル)で発券できる点です。その代わり、基本枠が埋まると「特典航空券PLUS」に切り替わり、残席予測に応じて必要マイル数が段階的に上がります。

    一方、ANAはロー(L)・レギュラー(R)・ハイ(H)の3シーズン制を採用しています。閑散期(ローシーズン)であれば羽田〜札幌・福岡が片道7,000マイル、羽田〜那覇が片道8,000マイルと、JALの基本マイルより少ないマイルで乗れるのが強みです。反対にハイシーズンは必要マイル数が上がりますが、特典枠が空いている限りチャート以上の追加マイルは発生しません。

    予約変更とキャンセル(払い戻し)の使い勝手を比較する

    予定が変わる可能性がある旅行では、両社の変更・取消ルールの違いが効いてきます。

    • 日程変更のしやすさはANAが有利:ANAの国内線特典航空券は、同じ区間であれば手数料なしで日付や便の変更が可能です(シーズンが変わる場合は差額マイルの支払いまたは払い戻しで調整)。
    • 完全キャンセル時の負担はJALが軽い:JALの払戻手数料は1特典につき1,000円(税込)と安く抑えられています。日付や便を変えたい場合も、1,000円で一度キャンセルして取り直す形になるため、空席さえあれば大きな負担にはなりません。ANAを完全に払い戻す場合は1名につき3,000円または3,000マイルが必要です。

    どちらのマイルを国内線特典に使うべきか

    冬や春先の閑散期(ローシーズン)に旅行することが多く、後から便の時間を動かす可能性がある方にはANAの国内線特典が使いやすい制度です。一方、繁忙期でも360日前に素早く予約して基本マイルで乗りたい方や、万一キャンセルしたときの手数料を1,000円に抑えたい方、クラス Jや国内線ファーストクラスにマイルで乗りたい方にはJALの国内線特典が向いています。

    公式で確認するポイント

    出典:JAL:国内線特典航空券 必要マイル数(2026年10月1日更新) / JAL:取り消し・払い戻し案内 / ANA:国内線特典航空券 シーズン・必要マイルチャート / ANA:国内線特典航空券 変更・払い戻し。払い戻し時点で有効期限を過ぎているマイルは口座に戻らないため、有効期限が近いマイルを使う際は特にご注意ください。

    まとめ|自分の使い方に合わせて選びましょう

    JALは基本マイル+PLUS、ANAは区間・シーズンのチャートが基本です。 JALの自己都合の便変更は払戻しと取り直し。ANAは所定条件で変更できます。 取消手数料だけでなく、マイルの期限と手続き期限も確認します。

    まず、実際に利用する路線・日程・人数や、普段の支払いを一つ決めて比べてみてください。数字だけでは見えなかった違いが分かり、無理なく選びやすくなります。

    参考にした公式情報

    情報確認日:2026年10月14日。将来の制度は発表内容と開始時期を分けて記載しています。試算は本文の前提に基づく編集部計算で、実際の価格・空席・サービス継続を保証するものではありません。