7.【2028年4月改定】SFC PLUSとSFC LITEで何が変わる?
ANAは2026年4月にSFCの改定を発表し、同年9月にラウンジ利用条件を見直しました。2028年4月1日からは年間の対象決済額300万円を境に、SFC PLUSとSFC LITEへ分かれます。初回判定対象期間は2026年12月16日〜2027年12月15日です。
| サービス | SFC PLUS(300万円以上) | SFC LITE(300万円未満) |
|---|---|---|
| スターアライアンス資格 | ゴールド | シルバー |
| 他の加盟会社のラウンジ | ゴールド資格で対象ラウンジ利用可 | シルバー資格のみでは原則不可 |
| ANA国内線ラウンジ | 対象ラウンジを利用可 | 混雑時を除き利用可。事前予約制度を導入予定 |
| ANA国際線ラウンジ | 対象ラウンジを利用可 | ANAグループ運航便搭乗時、羽田・成田・ホノルルのANAラウンジ |
| ANA便の優先チェックイン・搭乗・手荷物優先等 | 継続 | 継続(ANAグループ運航便等、所定条件) |
| 対象年間決済によるSFCマイル特典 | 5,000マイル | なし |
重要:LITEになってもANA便の優先サービスは残る
「SFC LITEだと優先搭乗も使えなくなる?」という疑問があるかもしれません。ANAの2026年9月版公式一覧では、優先チェックイン、手荷物受け取り優先、優先搭乗などはLITEにも残ると明示されています。ただし、LITE会員がこれらの空港サービスを利用できるのは、原則ANAグループ運航便です。ユナイテッド航空やルフトハンザなど、他社加盟便で従来のゴールド特典を使えるとは考えない方がよいでしょう。
ラウンジは「全面廃止」ではなく利用条件つき
2026年4月の当初案ではLITEのANAラウンジ利用は大きく制限されていましたが、9月の見直しで、国内線は混雑時を除き利用できる方針となりました。事前予約枠の詳細は2027年度中に改めて案内予定です。国内線共用ラウンジなど一部施設は事前予約の対象外です。国際線はANAグループ運航便に搭乗する場合、羽田・成田・ホノルルのANAラウンジが対象となります。
300万円の判定で注意すること
年300万円は月平均25万円です。家族カードの決済額は、本会員の利用分と合算されます。一方、カード年会費・手数料、ANAカードからANA Payへのチャージ、付帯電子マネー利用など、一部は対象外。複数カードの集計やカードブランド変更にも注意点があります。また、ANAグループ運航便で100万ライフタイムマイルを達成したSFC会員は、決済額にかかわらずPLUSとなりますが、追加の5,000マイルには年間300万円以上の対象決済が必要です。
新規SFC入会者は、100万ライフタイムマイル到達者を除き原則LITEから始まります。別途ANAプラチナなどの有効なステイタスがあれば、その資格に基づく優待は並行して利用できます。ANAの新制度公式説明、および当サイトの2028年SFC制度変更の詳細解説もご覧ください。
8.JGCは長く利用するほどStarグレードが上がる
JGCには入会後も目標があります。JALの生涯実績に応じてStarグレードが上がり、上位ほどサービスが充実します。
| グレード | 必要LSP | 主な魅力 |
|---|---|---|
| JGC Three Star | 1,500 | JGC基本特典/ワンワールド・サファイア/マイル有効期限60か月 |
| JGC Four Star | 3,000 | マイル有効期限が無期限になる |
| JGC Five Star | 6,000 | 家族へのマイル継承・家族本会員招待など |
| JGC Six Star | 12,000 | ワンワールド・エメラルド、対象の上位ラウンジ |
とくにFour Starの「マイル有効期限なし」は、まとまったマイルをじっくり貯めたい方には魅力的です。Five Starでは家族関連の特典、Six Starではワンワールド・エメラルドに伴う上位優待があります。ただし、Five Starでもワンワールド資格はサファイアで、エメラルドになるのはSix Starです。
JGCの基本会員資格を毎年の搭乗回数や300万円決済で維持する仕組みではありませんが、カード保有など所定条件が必要で、将来の制度変更がないことまで保証されるものではありません。詳しくはJALのグレード別公式特典表をご確認ください。
9.年間決済額で判断する|100万円・300万円・500万円の違い
カードの決済額が同じでも、JGCとSFCでは意味が異なります。JGCは将来の入会・上位グレードに向けた積み上げ。SFCは2028年以降のPLUS維持の判定です。
| 年間対象決済 | JGC側のLSP試算(1%積算) | SFC側(2028年以降) |
|---|---|---|
| 100万円 | 25 LSP | LITE |
| 200万円 | 50 LSP | LITE |
| 300万円 | 75 LSP | PLUS |
| 500万円 | 125 LSP | PLUS |
上記はすでにSFC会員であることを前提とした区分例です。年間300万円の支払いだけでSFCに入会できるわけではありません。また、SFCで500万円使っても、300万円の場合よりさらに上の「SFC会員区分」が設けられるわけではありません。カード自体のマイル還元や個別の利用特典は別です。
PLUSを維持するための機会損失も忘れずに
年300万円を他社の高還元カードからANAカードへ移す場合、カードの還元差が仮に0.5ポイント(パーセントポイント)なら、年間15,000円相当の獲得差が生じる計算です。これは制度の実際の価値を示す金額ではなく、決済配分を考えるための一例です。ラウンジや優先サービスの価値と、別カードを使った場合の還元差を比べてみましょう。
JGCのLSP試算は、通常の1%ショッピングマイルと2,000マイル=5 LSPを仮定。特約店の加算、JAL Luxury Card固有の条件、その他LSP積算サービスは含みません。
